【ポルトガル】カラフルなゲームの世界、ペーナ宮殿

ポルトガルの首都リスボンの郊外、シントラには有名な遺跡やお城が数多くあります。
また、ユーラシア大陸の最西端、ロカ岬へもこのシントラが拠点になります。
そんな観光地シントラのRPGゲームのようなカラフルでポップなお城、ペーナ宮殿を紹介します。

概要

名称

ペーナ宮殿

所在地

Sao Pedro de Penaferrim, 2710 Sintra

アクセス

まず、リスボンの玄関口ロシオ駅からシントラ駅までは乗り換えなしの鉄道で45分。
そこからペーナ宮殿まではバスで30分程度かかります。
リスボンから日帰りでシントラ観光をするなら、迷わずロシオ駅でシントラグリーンパスを購入しましょう。
リスボンとシントラ間の鉄道と、シントラのバスが乗り放題です。
さらにペーナ宮殿の入場料も含まれています。

ちなみにペーナ宮殿のエントランスから宮殿までは、割ときつめの坂道を10分程度のぼるのですがバスがあります。しかしそのバスはシントラグリーンパスとは別料金なので注意です。

こんな人にオススメ

リスボン観光に来た方
RPGゲームが好きな方(特にドラクエ)
フォトスポットな写真を撮りたい方

滞在時間

かなり敷地が大きく、ゆっくりみると2~3時間かかります。
お城だけなら1時間半くらいでも大丈夫だと思いますが、オープン時間前後はエントランスに行列ができているので注意です。
また、リスボンからもちろん日帰りは可能ですが、シントラのエリア全部まわって日帰りすると朝早く出て、帰りは夜になるくらいボリュームのあるエリアです。
ロカ岬まで行くのも不可能ではないですが、ゆっくり観光したい方はシントラのエリアで1泊すると安心です。

費用

大人13.5ユーロ(敷地内のバスは別料金)

アピールポイント

子供のころに夢見ていたゲームの世界が広がるペーナ宮殿。
RPGに興味ないという方も、この現実離れしたカラフルなお城には思わずうっとりしてしまうはずです。
また、SNS映えも狙えます!
ヨーロッパ各国でいろんなお城を見てきましたが、こんなにポップでかわいいお城は他にありません!!

ここだけ2次元!?まるで夢の世界のお城

ポルトガルは学校の授業で習った大航海時代が心に残っており、なんとなくアドベンチャーなイメージを持っていました。
実際に来てみると、お隣のスペインとも違うし、他のヨーロッパとも違う、やはり独特の雰囲気が魅力的な国です。

それを特に感じさせてくれたのが、今回紹介するペーナ宮殿があるシントラ地区。
以前にも紹介したレガレイラ宮殿もシントラ地区にあるのですが、併せて見てもらいたいお城です。

アクセスはリスボンから簡単に行けるのもポイントです。
鉄道も、日本で言う東京駅のようなターミナル駅であるロシオ駅が始発で分かりやすいし、平日でも日中は15分くらいの間隔で出ているので、海外旅行が初心者という方でも個人で行きやすいスポットです。

そして便利なのがシントラグリーンパスの存在。
リスボンからシントラ間と、シントラの各観光スポットを結ぶバスに使えるのと、ペーナ宮殿の入場料が含まれていて(そのほかの一部美術館なども)シントラを一日観光するにはぴったりだし、現地でわざわざチケットを各地で調達しなくていいのがポイントです。

私は8時半くらいの鉄道でシントラへ行きました。
お目当てはペーナ宮殿とレガレイラ宮殿。
時間があればロカ岬に行こうかなという、ゆるーいプランでした。

駅に着いて右側にそって歩くと、小さな観光案内所とその先に各スポットへのバス停があります。
ペーナ宮殿までは403番のバスです。
乗り込んで30分くらい山道を行くと、ペーナ宮殿のエントランスまでたどり着きます。
入場までに15分ほどかかり、そこから坂道を歩いて15分、お城が顔を出しました。

ポルトガル、ペーナ宮殿はカラフルなお城

そびえ立つカラフルなお城に心を躍らせながら、ゲートへ。

ポルトガル、ペーナ宮殿のゲート

なんだかとても異国感があります。
本当に3次元なのか疑いたくなるくらい、いい意味で作られたような空間。
そしてつくりが重厚。

門をくぐると、ポルトガルならではのアズレージョタイルがきれいな壁が見えてきます。

ポルトガル、ペーナ宮殿のアズレージョタイル

奥に映っているお城の門をくぐるとお城の裏側を見られて、

ポルトガル、ペーナ宮殿のドーム

ポルトガル、ペーナ宮殿の時計台

ドームや時計台、塔など冒険要素がたくさんあって、子供にかえったようにわくわくしてしまいます!

そしてそのあとはお城の内部を見学するのですが、こちらは撮影NG。
しかし、内部も豪華なお城の生活が垣間見ることができて、すごくおもしろかったです。

しかし人気観光スポットということもあり、人は多かったですね。
ツアーの観光客の方々もいて、なんとなくゆっくりはできませんでした。

ヨーロッパの各国のお城にありがちな(もちろんいい意味で)ベッドルームや書斎、立派な絵画などが展示されています。
これといってここだけしかない!というものはなかったと思います。

そして出口を出ると、

ポルトガル、ペーナ宮殿のお城の全貌

お城の全貌を見ることができるフォトスポットに出ます!

正直、内部に興味ないよという方も、ここからしか辿り着けないのでぜひとも我慢して周ってください(笑)
(内部は一方通行のつくりです)

ポルトガル、ペーナ宮殿の大きな建物

こんなにかわいいお城ですが、意外と大きな建物なので人がミニチュアのような感じに見えます。
この日は、雨は降らなかったもののパッとしないお天気で、本来ならばこんなに高いところにあるので見晴らしがいいはずが、曇っていていまいちでした。

バスでも山をのぼり、そこからかなりの坂道をのぼってやっとたどり着くペーナ宮殿。
まるで天空の城のようで、晴れていたらシントラの街を一望できること間違いなしです!

また、こんなに広大な敷地内なので、トイレやカフェテリアもしっかりあります。

ポルトガル、ペーナ宮殿にあるカフェテリア

奥に見えるパラソルがカフェテリアで、軽食やドリンクが楽しめます。
入場したのが10時すぎくらいで、気が付くと12時前。
とにかく広いし人も多いのでので、それなりに疲れます(笑)
なので、カフェテリアも休憩中の観光客でにぎわっていました。

私もこちらでカフェラテとマフィンをいただくことに。
二つで6~7ユーロだったと思いますが、この異世界のお城の中でカフェタイムができるなんて貴重な体験。
しかもテラスでとても心地よかったです。

そこから階段を降りるとお土産屋さんがあり、いろんなペーナ宮殿グッズが売っています。

ポルトガル、ペーナ宮殿の出口付近からの光景

出口付近からパシャリ。

気づけば午後になっていました。
そこからバスに乗り、もう一つの目的であるレガレイラ宮殿に向かいます。

午前中で周れると思っていましたが少し誤算。
いつもシンプルに写真を撮ったら次に進む私でも、この時間の使い様。
それくらいボリュームも魅力も満点なお城です。

この感じだとシントラ宮殿やムーアの城壁なども周るとなれば、日帰りは難しいような気がしました。
また、ロカ岬はまた別のバスで1時間弱かかるそうなので、ロカ岬で夕日なんかみて帰ったらリスボンに到着するのは終電間際になりそうです。
そう考えるとシントラに1泊するというのもありだと思います。

私のように行きたい場所が決まっていれば日帰り可能ですが、全部みたい!という方、かなり歩いたりアップダウンも激しい場所があるので、体力に自信のない方は宿泊をおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?
不思議な異世界の街シントラを代表する観光スポット、ペーナ宮殿。
ゲームや冒険好きな男性の方におすすめなのはもちろん、女性の方もかわいいお城の写真をアップして、友人の間では人気者になれること間違いなしです!
ポルトガルに来たらぜひ訪れてみてください。

※この記事は2019年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)