【スペイン】バルセロナのピンチョス通りでハシゴ酒

スペイン料理といえば、パエリアやアヒージョなどが有名ですね。
私のおすすめはピンチョスというバゲットに様々な小さい料理を乗せた一品料理です。
お酒が好きな方にはぜひ、このピンチョスをバルでつまみながらハシゴ酒をおすすめしたいです。

概要

名称

ブライ通り(Blai)

スペイン、飲み歩きの街ブライ通り

所在地

Carrer de Blai, 9, 08004 Barcelona

アクセス

地下鉄Paral lel駅より徒歩5分程

こんな人にオススメ

お酒が好きな方
日本でもハシゴ酒やセンベロが好きな方
スペイン料理を気軽に楽しみたい方
本場のスペインバルを楽しみたい方

滞在時間

賑わい始めるのは20時ごろから。
スペイン人は夕食を20時から22時くらいに食べるそうです。
私はゆっくり4軒まわって3~4時間くらいでした。
基本的にみなさん1杯飲んで立ち話をして移動するような感じです。

費用

ピンチョスは1€から高くても2€
小さいグラスビールは2€から3€程

アピールポイント

日本でも赤提灯系の飲み屋をハシゴすることが若い人の中でも流行っています。
しかし、赤提灯よりもセンベロができるのが、バルセロナのピンチョスバル巡りだと思います。
ブライ通りは別名ピンチョス通りという名前があり、たくさんのお店をハシゴ出来ますよ!

最強コスパでバル巡り

私は普段から飲み歩くのが好きです。
地元が野毛という飲屋街の近くだということもあり、普段からハシゴ酒をしています。
なので、スペインでバル巡りをすることが観光の1つの目的でもありました。
そして、普通のレストランにひとりで入ってごはんを食べるのはなんだかさびしく思うこともあります。
また、海外だと量も多いのでいろんな種類を頼むことはひとりでは不可能なのです。

そんな私みたいな人にぴったりなのがピンチョスバル巡り!
ここ、バルセロナの中心地にあるブライ通りはバルがひしめく通り。
私の地元横浜の野毛や東京だと新橋や赤羽のようなローカルな雰囲気もありつつ、スタイリッシュなバルが多いので若い人がたくさんいます。
地元の人も1杯とピンチョス1つとかでいろんなお店に行くそうです。

ひとりでバルなんか緊張するし気がひけるっていう方にはむしろおすすめです。
基本的にピンチョスはセルフサービスなので、スペイン語が読めないとかどうやって頼めばいいのか分からないということはありません。
カウンターに並んだピンチョスを自分で好きなものを選んでお皿に盛るだけです。
ビュッフェのようでとても簡単です。

スペイン、ブライ通りのバルでカウンターに並んだピンチョス

バゲットにのっているもの、ミニハンバーガーのようなものなどあります。
シーフードや生ハム、チーズ、コロッケなどなど。
お店によって種類は違いますが、基本的にどこのお店も上記はそろっています。
ひとつだいたい1€から2€程度で、ピンの長さや色によって違います。
例えばこんなかんじです。

スペイン、ブライ通りのバルで頂く色違いの爪楊枝ピンチョス

ここのお店は白い爪楊枝のが1€、赤い爪楊枝のが1.8€でした。
ドリンクは店員さんに直接注文します。小さなビールがだいたい2€くらいです。

もしピンチョスに迷ったら、やっぱり生ハムが無難なのかなと思います。
スペインといったらイベリコ豚なイメージだし、外れない気がします。

スペイン、ブライ通りのバルで頂く外さない生ハムピンチョス

18時くらいだとまだまだ賑わいは感じられません。
スペインの人の夕食は20時くらいから始まるみたいなので、バルの雰囲気を楽しみたい人は20時以降に行くといいと思います。
逆に空いてる時間にのんびりしたい方は16時から19時くらいまでがいいかもしれません。
(ちなみにスペインのランチは14時から16時くらいみたいなので、レストランなどランチ営業のお店はこの時間が混雑します。)

中にはピンチョスに混じってスイーツがあるお店も!

スペイン、ブライ通りのバルで頂くピンチョスに混じったスイーツ

奥のがクリームブリュレです。
しょっぱいもの続きだと甘いものが食べたくなるという心理がよく理解されてます(笑)
そして、たくさんの中からお気に入りを見つけるというのもピンチョスの楽しみです。
私は左の焼き鳥みたいなピンチョスがとても好きです。
チキンティッカというインドのカレー風味のチキンです。
なかなかヨーロッパだとこういう味付けがないので新鮮です。

さぁ時間は21時ごろ。
女ひとり旅ということで、あまり遅くなるのも嫌だし、三軒もハシゴしたし、ちょうどよくほろ酔いだし帰ろうとした時。ブライ通りの端っこにピンチョス3つ+ビール1杯で3.9€という看板に自然に惹かれて入店。

スペイン、ブライ通りのバルで頂く揚げ物ピンチョス

このお店はシーフード系のさっぱりめピンチョスがなかったので、最後の最後にガッツリ系でいきました。
ビールはミニサイズですが、4軒目なので十分。
右奥のパプリカの肉詰めみたいなのがとても美味しかったです!

スペインのバルはレストランとは違い、店員さんも気さくに話しかけてくれます。
「どこから来たの?」とか「バルセロナは初めて?」とか。
こういうコミュニケーションもバルの楽しみですね。

ピンチョスバルの注意事項

ピンチョスに使用してる爪楊枝は捨てないように注意です。
日本の焼き鳥屋さんの串入れのようなグラスがあるのでそこに入れておきます。
お会計の際にそれをみて計算してもらいます。

基本的にオーダーを取る店員さんは英語で通じます。
しかし、日本とはお酒の頼み方が違うのか、カクテルの名前は通じませんでした。
なので、ハイボールくらいはいけるだろうと、ウイスキーアンドソーダと言っても、なかなか伝わらず、やっとの思いで作ってくれたと思ったら、とても濃い、おそらくセブンアップのミニサイズとウイスキーを混ぜた飲み物が出てきました。
しかもかなり大きなグラスに。失敗した!と思いました。

ちょい飲みでいい場合はスモールサイズと注文するのは鉄則です。
お酒が弱い人は注意です。

しかも、結局そのめちゃくちゃ濃いハイボール(もどき)は8€。
おとなしくビールにしとけばよかったなあなんて思ってしまいましたが、いい思い出です。
海外のバーなんて初めてだったので注文の仕方はネットとかで見ておくといいかもしれません。

メニューはありますがスペイン語でさっぱり分かりませんでした。
とりあえずビール派の人はスモールサイズビールでOKです!
スモールでだいたい日本のグラスビールくらいです。

それでも万が一私のように失敗してもピンチョスバルなら全然許せる額です。
むしろいい経験だったくらいに思えるのでかわいいものです。
レストランなんかでメインをミスしてしまうのとは訳が違います。

ちなみにスペインにはチップ制度があるみたいです。
しかしとても緩いみたいなので、基本おつりの中から渡すくらいで大丈夫です。0.5€とか。
渡さなくてもなにも言われないしスペインの人はあまり気にしないようですので、おいしかったし店員さん優しかったしおつり端数あるな、渡そう!くらいで大丈夫でした。

治安ですが21時過ぎに地下鉄に乗りましたが、特に問題はなかったです。
もう少し夜が更けたら酔っ払いなどもいるかもしれませんので、女性やひとり旅の方はこのくらいがベストな気がします。
静かな時間から飲み始めてラストのお店で賑やかさを体験できてちょうどいいです。

まとめ

とは言いつつ、やはりスペインにはおいしいものがたくさんあります。
おすすめは、例えばパエリアはかなりお腹にたまるのでランチで食べて、夕食はちょこっとピンチョスで済ますという使い方もできます。
食べる量も簡単に調整できておすすめですよ!
たくさんの人で賑わうブライ通りでハシゴ酒をしてみてはいかがでしょうか?

※この記事は2019年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)