スロベニアという国をみなさんご存知ですか?
普段あまり名前を聞くことがないかもしれませんが、治安が良く自然がたくさんあり、物価も安い、ぜひ旅行におすすめの国です。
そしてスロベニアのハイライトである絶景スポット、ブレッド湖を紹介します。
概要
名称
ブレッド湖(スロベニア語:Blejsko jezero)
所在地
スロベニア北西部
アクセス
首都リュブリャナからバスで1時間から1時間半
(乗るバスによって経由地が多かったり少なかったりしますが大体これくらいです)
鉄道でのアクセスはできません。
個人旅行だとバスになるでしょう。
日帰りをするならリュブリャナに宿を取りましょう。
こんな人にオススメ
正直、ブレッド湖なしではスロベニアを語れません!というほどおすすめなので、スロベニアに来たら行くべきです。
滞在時間
リュブリャナから日帰り可能です。
ブレッド湖と教会周辺を見るだけなら半日あればいいと思いますが、バスの本数が限られているのと、遅延もあるので旅行の際は1日でカウントしておくと安心です。
費用
バスが往復で13ユーロくらい。
他にレンタサイクルや教会への入場料、ボートは観光地価格でした。
アピールポイント
スロベニアに来たらブレッド湖に行かなきゃ始まらない!?
もしかしたら首都のリュブリャナよりも有名な場所かもしれません。
しかし中欧エリアはまだまだ西欧に比べたら未開拓の方も多いのでは?
この大自然に囲まれた不思議な湖は西欧にも劣らない一大観光スポットです!
「アルプスの瞳」とも呼ばれているブレッド湖
実は私自身、ブレッド湖を知るまではスロベニアとスロバキアの違いが分からないくらいでした。
あらゆる旅行サイトを見て絶対に行きたいと思っていたブレッド湖。
早速リュブリャナに宿を取り、日帰りで行くことにしました。
リュブリャナの街は実は他国からアクセスがいいのです。
ウィーンやザグレブ、イタリアのトリエステ、がんばればヴェネチアへも行けます。
なので、実はスロベニアという国は中欧周遊にはもってこいの街です。
そこから1時間ちょっとでブレッド湖に行けるので、思っていたよりも手が届きそうな観光地だということを知りました。
リュブリャナの駅を出て目の前にBUS STATIONという看板の建物がありますので、そちらでチケットを買います。
英語が通じるか不安でしたが、アジア人の場合、「ブレッド」だけ伝われば大丈夫そうでした。
バス停の番号まで教えてくれました。
バスは終点まで乗ります。
帰りは降りたところと同じバス停から乗ります。
私の今日の目標は絶景ポイントから湖と教会を見ることと、ブレッド湖名物のクリームケーキを食べること!
バスを降りてすぐの坂を下っていくと、
すぐにブレッド湖が見えます。
1周が約6kmありますので、レンタサイクルを利用してまわるもよし、ボートで向こう側や教会までアクセスしてもよし。
ただ私はのんびりといろんな角度から湖と教会が見たかったので、徒歩でチャレンジしました。(けっこう疲れるのであまりおすすめはしません。)
ちなみに絶景スポットはちょうど向こう側にあります。
とりあえず3kmを湖と大自然を観ながら歩きます。
奥に見えるのがボート乗り場です。
この時は9月中旬。
山に囲まれているため緑が美しいです。
驚いたのは湖の透明度!
晴れていることもあってとてもきれいな色でした!!
ちょうど折り返し地点というところで、山道につながる分岐点があります。
「OJSTRICA」という標識にしたがって山道を進みます。
途中から山道というより崖!?というように険しくなっていきます。
周りに観光客もいないし、これで合っているのか心配になりますが、足元に気をつけつつ、ゆっくり進みます。
だいたい20分くらい山道と岩場と闘います。
最後の岩場を登り切ると、
これぞブレッド湖!!
本当に湖の真ん中に教会が浮いています!!
晴天も味方に付け、とても素晴らしい絶景を見ることができました。
湖の色が本当にきれい。
アルプスの瞳と言われる理由がわかりました。
ここまでくると観光客が数グループいましたが、和気あいあいと譲り合いながら写真を撮ります。
アジア人の姿はあまり見ませんでした。
もしかしたらまだあまり知られていない穴場スポットかもしれません。
道も険しいし登るのは本当に大変でした。
しかしここまで登った甲斐がありましたね!
最後の方は道を踏み外したらさようならという感じの岩場なので。
しっかり履き慣れた靴と動きやすい格好で行きましょう。
思い思いに写真を撮り、景色を目に焼き付け、下山します。
下山がこれまた大変。
人がすれ違えないので道を譲り合いながら下山しますが、木の棒か杖が欲しくなるくらい踏み外しそうで怖い。
怖すぎてもたついてしまいましたが、旅行者の皆さん思いは一緒のようで、声を掛け合いながら進みます。
本当に怪我だけはしないように気をつけてくださいね。
なんとか分岐点まで戻りました。
ここからまた3kmはきついですが、歩きます。
それでもこの大自然の中はとても気持ちがよく、写真を撮りながら歩いていたらあっという間でした。
道も平坦で舗装されているので歩きやすいです。
スタート地点付近まで戻り、次に目指すのは名物のクリームケーキです。
Hotel Park というホテル併設のお店が老舗らしいので行ってみました。
店内はさすがホテルのお店だけあり、高級感が漂っていました。
ほとんどの人がクリームケーキをオーダーするみたいで、サーブされる台の上にはクリームケーキだらけ。
私ももちろんクリームケーキを頼みました!
そしておすすめメニューのオレンジレモネード!
さすがはホテル!盛り付けもきれいです!
写真では伝わらないかも知れませんが、けっこう大きめです。
高さもあるのでひとりで食べられるか不安になりました。
しかし私はかなりの甘党。
サクサクのパイと、甘いけどしつこくない、おいしいカスタードクリームっぽいクリームはパクパク食べてあっという間に完食。
ミルフィーユみたいで私はとても好きです。
ただ、かなり食べ応えがあるので食後には厳しいですね。
普通の方ならシェアもありだと思います。
パイがサクサクなのはとてもうれしいのですが、少し食べるのが難しかったのが難点です。
最終的にはパイとクリームを分解して食べました(笑)
で、ホテルでこれだけのクオリティのケーキ、さぞかし高いのではないかと思ったら、確か5ユーロ弱。
飲み物もカフェラテなどのコーヒー系が3ユーロくらいだったと思うので、1,000円くらいでこれが楽しめるなら絶対あり!というかやっぱり中欧の物価はすてきです!
ちなみにクリームケーキは出店やカフェなど他のお店でも食べられますが、やっぱり老舗の Hotel Park をおすすめします。
店内もとても広いので満席になることはなさそうです。
あと、余談ですがトイレがとてもきれいでした。
まとめ
いかがでしたか?
私としては中欧めぐりのハイライトだと思っています。
中世の街並みもすばらしいですが、やはりこの大自然と絶景は息を飲むほど綺麗です。
私は乗りませんでしたが、ボートも最高に気持ち良さそうでした!
また、今なら観光客で溢れかえっていて忙しないこともなく、のんびりできますよ。
ぜひ訪れてみてください。
※この記事は2019年9月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)