【シンガポール】プラナカン文化のカトン地区のご紹介

中華系やマレー系、そしてインド系、さらには欧米系の人たちも多い多民族国家のシンガポール。
かつては長きに渡り、ポルトガルやオランダ、そしてイギリスの植民地になった歴史を持ち、様々な文化が融合した歴史地区があるのがカトンであり、プラナカン文化と言われています。
お洒落で可愛い街並み、雑貨や食事のおいしいお店、ショッピングモールなど、インスタ映えする景観は必見です。

概要

名称

シンガポール プラナカン文化のカトン(Katong)地区

シンガポール、プラナカン文化のカトン地区の建物の外観

所在地

シンガポール市内のカトン地区

アクセス

チャンギ空港からバスやMRT(Paya Lebar駅)などを使って行くことができます。
空港と有名なマリーナベイサンズの中間あたりに位置している、やや下町の雰囲気の残るエリアにあります。

こんな人におすすめ

歴史が好きな人や、インスタ映えの写真を撮影したい人、友人同士やカップルでも楽しめます。
またグルメな人には嬉しい、おいしいヌードルのお店などスポットもあります。

滞在時間

2時間から3時間くらい

費用

無料です

アピールポイント

プラナカン文化の残るカトン地区。
シンガポールの有名観光スポットエリアから外れた郊外に位置しているため、訪れる人は少なめですが、それだけに価値のある観光になります。
独特の色使いや家のタイル、カラフルな外観はインスタ映えすること間違いなしで、女性たちに人気です。
またシンガポール名物のラクサの老舗店が複数あるのもこのエリアです。

歴史と民族の融合であるプラナカン文化が残るカトンの魅力

シンガポール、プラナカン文化のカトン地区のカラフルな建物

経済成長著しく、今や日本よりもはるかに高い1人当たりのGDPを持つシンガポール。
先進国として近代化が進んでいますが、その中にあって多民族国家としての歴史の象徴のような地区がこのカトン。
ここにはかつての植民地時代の人たち、そしてローカルの人たち、インド系やマレー系、中華系の人たちとの文化が融合し、独特の景観を創り出しています。

MRTを使おうと思ったのですが、Paya Lebar駅からは徒歩で30分ほどかかりそうなので、バスを使って112Katongショッピングモールまで行くことで、徒歩数分というカトン地区に着くことができました。

街全体は平日ということもあって静かで落ち着いています。
お洒落なカフェや雑貨のお店が多く、お土産に購入したくなるようなお店があります。

お店のたくさんあるメインストリートを歩いていくと、カラフルでお洒落な家が増えてきて、やがて有名なプラナカンの家並みのある場所に到着です。
ブルーやクリーム色、ピンク、黄色など、本当にカラフルでセンスの良いプラナカン建築のパステルカラーの家が並び、思わず写真を撮影したくなるスポットです。

ちょうど同じ時刻に、日本人と思われる主婦の雰囲気の女性たちが4人くらいで、熱心に写真を撮影していました。

そしてさらに嬉しいことに、この地区にはシンガポールの名物であるシンガポールラクサというヌードルの老舗のお店があります。
とても濃厚なスープで、やや豚骨に近いような色をしており、辛いような甘いような独特のテイストです。
シンガポールのこのエリアに来たら是非とも食べたいところです。

このラクサはサイズを選べますが、スモールにすると量が少ないので、MかLサイズを注文すると良いでしょう。

まとめ

一続きの屋根にカラフルなパステルカラーの家が実に素敵で、プラナカン建築のセンスの良さが魅力ですが、現在もそうした家には一般のシンガポール人が住み、生活をしているので、写真撮影をするときには静かに、そしてあまり騒がないようにした方が良いかもしれません。
そしてプライバシーを侵害しないように配慮しましょう。

※この記事は2019年12月に行った際の体験談です。(40代後半/男性)