【ポルトガル】RPGの主人公気分になれるレガレイラ宮殿

ポルトガルはユーラシア大陸の最も西にあり、大航海時代にとても裕福になった国です。
そんな歴史もあり、なぜかアドベンチャーやロマンがあるイメージなのですが、それを最も感じられるお城があります。
今回はそんなドラクエの世界なんて言われたりするレガレイラ宮殿を紹介します。

概要

名称

レガレイラ宮殿(ポルトガル語:Quinta da Regaleira)

所在地

R. Barbosa du Bocage 5, 2710-567 Sintra, ポルトガル

アクセス

レガレイラ宮殿があるシントラはリスボン郊外にあり、日帰りも可能です。
リスボンからシントラまで鉄道で40分、そこからバスで10〜15分程度。
鉄道は30分間隔で出てます。

バスは他にペーナ宮殿やシントラ宮殿などを見るなら、リスボン→シントラ間の鉄道とバスが乗り放題のチケットをおすすめします。
なんと、このバスでロカ岬も行けます。
ただ、ロカ岬まで行くなら宿泊を検討した方がいい気がします。
バス乗り場は行き先によって乗り場が少し離れていますので注意してください。

こんな人にオススメ

子供の頃にRPGゲームをやったことがある全ての男子!(もちろん女子も)
一風変わったお城が見たい方
ヨーロッパ各地のお城は見飽きたという方
有名なペーナ宮殿などとは全く雰囲気が違うため、併せて見てみると面白いと思います!

滞在時間

私は2時間半くらい滞在しました。
楽しみ方により滞在時間は変わってきます。
冒険好きな方は2時間でも3時間でもいられるかもしれません。

費用

入場料6ユーロ

シントラの他の観光地とセットになったシントラカードには含まれておらず、別で入場券が必要なので注意です!

ちなみに、6ユーロがお安くみえてくるくらい楽しめます。

アピールポイント

小さい頃、特に男の子はRPGゲームをやっていたという人は多いのではないでしょうか?
暗い洞窟で宝箱を見つけたり、レベルを上げてラスボスを倒しにお城に行ったり・・・レガレイラ宮殿では、そんな懐かしい思い出が蘇るゲームの世界が広がるお城なのです!

気分はRPGの主人公!不思議なお城を探検!

個人的なイメージですが、一般的にヨーロッパのお城というと、「かわいい」とか「メルヘン」とか、最近だと「写真映えスポット」など言われることが多く、どちらかというと女の子が好きそうなイメージがあります。

いくつかヨーロッパのお城に行きましたが、やはり女性が旦那さんや彼氏に写真を撮って貰い、ウキウキしている人が多くみられますし、お城もメルヘンチック。
しかし、たまたまテレビで見かけたレガレイラ宮殿は違いました。
子どもの頃よくゲームをしていたのですが、まさにそのゲームの世界のようなお城で、見ているだけでワクワクしました!

レガレイラ宮殿の前にペーナ宮殿も行ったのですが、そちらもカラフルでゲームの中のような世界でした。
こちらはよくガイドブックでシントラのページの先頭にも載っているくらい有名です。

ペーナ宮殿からバスで15分で最寄りに到着、そのあと10分くらい歩きました。
シントラの駅から出ているバスだと、もう少し近くまで行ってくれるみたいです。

平日の12時ごろに行きましたが、チケットを買うのに少し並びました。(10~15分くらい待ちました。)
夏などの繁忙期には注意が必要かもしれません。
チケットを買ったら必ず地図をもらいましょう。
広いので、あるととても便利です。

私は入口より上のほうから攻めて行きました。
ドラゴンが特徴的な広場。

ポルトガル、レガレイラ宮殿のドラゴンが特徴的な広場

あとから知ったのですが、このドラゴンの後ろ側には、レガレイラ宮殿の要となるスポットへの近道だそうです。
私はそんなことに気づかず行けませんでした!
ぜひご自身で確かめてみてください!
こういう仕掛けもとてもドキドキしますね!

私は人混みが嫌いで、人がたくさんいる道よりも人が少ないところを目指しました。
ツアー客が団体でいると、なかなか写真が取れなかったりゆっくりできなかったりするので。
そこで、人がいなさそうな、ちょっとした洞窟に入ってみることに。

ポルトガル、レガレイラ宮殿の洞窟

どきどき。
だれもいなくて心配ですが、ライトアップがあるということは、きっと入っても問題ないということだろうと思い、奥へ進みます。

ちょっと明かりが見えてくると、

ポルトガル、レガレイラ宮殿の滝

滝が見えてきました!
童心に帰って冒険気分です!!
なんだか宝箱とか出てきそうなかんじ。

飛び石を渡り、川を越えたり。
ちょっとスリルがあります。

ここの飛び石でずっと写真撮影をしている方は係員の方に注意されていましたので、撮影の際はご注意ください。

ポルトガル、レガレイラ宮殿の飛び石

飛び石を超えると吊り橋があります。
これもとてもスリルとロマンがありました!

なんだかんだで遠回りをしつつ、レガレイラ宮殿のハイライトである、イニシエーションの井戸です。

ポルトガル、レガレイラ宮殿のイニシエーションの井戸

これは下に降りてから撮った写真です。
下から見上げると光が入ってきてとても神秘的です。

吸い込まれそうな螺旋状の井戸
どこまでも続いているようです。
そして、みんな写真を撮るのに必死です。
こんな不思議な螺旋階段が現実世界に存在するなんて!!

井戸への入り口は狭いのと、写真撮影をする人で詰まってしまっていて少し並びました。

さすがレガレイラ宮殿の見所なだけあります!
みんな一生懸命井戸の上から写真を撮っていますが、私は下から見上げる方が神秘的な雰囲気もあり好きです。

興奮しつつやっとの思いで降りるとまた洞窟に遭遇したり、またさっきの道に戻ってしまったり。
地図を見ない私がいけないのですけど、好奇心のままに進むと自分がどこにいるかわからなくなります。
それもまた醍醐味です!

広場を越えてどんどん下っていきます。
なるほど、チケット売り場に辿り着くまでけっこう坂道登ったなと思ったのが、こういうことでした。
スタート地点はわりとかなり上の方にあったみたいです。
冒険も終わりに近づきます。

ポルトガル、壮観なレガレイラ宮殿

やっと宮殿です!
正面から見ると本当にゲームの画面から出てきたようなフォルムです。
かっこいい!!ここまでくるのにかなり苦労しましたから、経験値は十分たまったころです(笑)
それにふさわしいお城のたたずまい、本当にボスが出てきそうですね!
ちなみに、中はお城の歴史などが分かるちょっとしたミュージアムになっています。
ポルトガル語オンリーだったので、サッと見て出てきました。

ここまでサラッと書きましたが、気付いたら2時間半くらい時間が経っていました。
次に日帰りで行きたい所もあったのでこれくらいにしましたが、本気で観光したらもっともっと滞在できる気がします。
外観がゴージャスだったり、かわいかったり、歴史があったり、魅力的なお城は今までたくさん見てきましたが、ここまで夢中になれるお城は初めてです!!
他にも本当に真っ暗で、スマホの懐中電灯を使わなきゃ進めないような洞窟があったり、これまたドラクエに出てきそうな塔があったり、この時ばかりは子供になったように一人ではしゃいでいました!!

全部写真をあげてしまうとつまらないと思うので、他の仕掛けはぜひ皆さんで確かめてもらいたいです。
もちろん写真スポットもたくさんあります。
みんなであっち行ったりこっち行ったり、ワイワイしながら楽しんでもいいと思います。
もしかしたら子供よりもお父さん世代のほうが、心の中では盛り上がっているかもしれませんね!

私は日帰りで行きましたが、シントラにはたくさんの観光スポットがあり、全てをまわるならシントラに一泊することをおすすめします。
ユーラシア大陸最西端のロカ岬に行くならなおさらです。
リスボンからシントラ、そこからペーナ宮殿、レガレイラ宮殿、ロカ岬とまわって、リスボンに帰ってきたのは20時頃でした。
そしてかなり疲れました。

リスボンから近くて便利ではあるのですが、観光スポットがなにせ多い・・・そしてロカ岬までは、シントラからバスで40分から1時間弱かかってしまうのも難点です。
ぜひ、宿泊をおすすめします!

まとめ

いかがでしたか?
ポルトガルでも少し変わった楽しみ方ができるレガレイラ宮殿。
他にも私が見てきた以上に仕掛けがありそうです。
ぜひご自身で見付けてみてください!

※この記事は2019年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)