ハリーポッターといえば世界的に大人気なファンタジー映画の代表で、熱狂的なファンも多く存在し、私もその一員です。
ハリーポッターのロケ地は、イギリスのロンドンやコッツウォルズで有名です。
しかし実は、作者のJ・Kローリングがハリポタの世界観のモデルにしたといわれている図書館がポルトガルにあるのです。
概要
名称
レロ・エ・イルマオン書店(Livraria Lello & Irmão)
所在地
R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto,
アクセス
ポルトガルの第2都市、ポルトへは直行便がないため乗り継ぎです。
リスボンからは鉄道で3時間弱くらいだった気がします。
ポルトの街に到着したら、サン・ベント駅からは徒歩10分弱。
有名なグレゴリウス教会のすぐ近くです。
こんな人にオススメ
ハリーポッターが好きな方、ファンは必見です!
外国のかわいい柄の本を手に入れたい方
映画のような世界観が好きな方
フォトジェニックなスポット、写真映えを目指したい方
滞在時間
中はそんなに広くないので写真を撮って見て回るだけなら1時間くらいだと思います。
注意するのが入場までに時間がかかることです。
日中はチケット購入までに15分から20分、そこから書店に入場するまでも同じくらいかかります。
行く時間には気をつけましょう。(お昼前後は混雑しています。)
あくまでも博物館やミュージアムではなく、「本屋さん」なのですね。
費用
入場料が5ユーロ
アピールポイント
ハリポタ好きは必見のスポットです!
ハリポタといえばイギリスじゃないの!?と思う方も多いと思いますが、私も最初は驚きました。
こちらはロケ地ではなく、モデルになった場所。
そのため、映画のシーンでは使われたりはしていませんが、作者J・Kローリングが思い描いた世界を肌で感じることができる、貴重な場所です。
もちろん本屋さんとして利用するのもありです!
あこがれの魔法の世界が広がる世界遺産の街の本屋さん
先に宣言しておきますが、私は生粋のハリポタファンです。
映画の全作はもちろん、ファンタスティックビーストまで公開初日に観に行くくらい、今でも好きです。
そしておそらくハリポタ世代だと思います。
同じ世代の方なら共感してくれると思うのですが、「いつかマグルの私にも、ふくろうが魔法学校への入学招待券を持ってきてくれる。」そんなことを小学生の時に真剣に考えていました。
そして大人になった今、異国ポルトガルで少し願いをかなえることができたのが、「レロ・エ・イルマオン書店」です。
まず、ポルトというポルトガルの第2都市ですが、街が世界遺産に登録されている海風かおる港街です。
一説には魔女の宅急便の世界だとも言われていて、街並みがとてもきれいです。
そしてコンパクトなので観光しやすく、リスボンとセットで観光する方が多いと思います。
個人的にポルトのほうが好きです。
早速、ポルトに到着したその日の昼間に、大本命のハリポタ書店こと「レロ・エ・イルマオン書店」へ向かいました。
書店には行列がずらり。
店員さんは魔法使いの格好をしていて、入場前から魔法学校に来たみたい!
外国人があのローブとマフラーを付けていると本物のホグワーツの生徒さんみたいです。
一緒に写真を撮ればよかった・・・!
で、生徒さん(店員さん)によると、行列がふたつあるのですが、最初に別館でチケットを購入し、書店の入り口に並んでくださいとのこと。
入場するまでに30分ちょっと、ドキドキしながら待ちました。
で、まず入ってみての感想。
人多すぎ!!!
これはかなりトリミングして人を避けたのですが、店内は人が多すぎて写真なんてゆっくり撮れません。
フォトスポットには誰かしらがポーズを決めている有様。
某中国人観光客は売り物の本を自由に使いまわし、写真映えのために撮影しているご様子・・・。
モラルとは。
と投げかけたいところです。
店内ではすれ違うのも精いっぱいのような状態。
行く時間をもっと考えるべきでした。
ただ、螺旋階段にハリポタで見たような本棚の仕様には感動。
とりあえず雰囲気だけでも味わおうと思います。
店内は2階まであります。
2階から見下ろすとこんな感じです。
本屋さんなので、もちろん実際に飾られている(というか陳列されている)本は購入することができ、みなさん真剣に選んでいます。
他の本屋さんと変わらぬ風景です。
また、デザインが限定品のかわいいデザインのものもあり、私もすごく欲しかったです。
バックパッカーとしては、本は重くて荷物になってしまうので我慢しました。
「不思議な国のアリス」や「星の王子様」、「シンデレラ」、「眠れる森の美女」などの名作が限定デザインで販売していて、何冊か買ってインテリアにしてもかわいいんだろうなと思いました。
1冊10ユーロ前後だったと思いますので、デポジット使えば500円くらいで買えますね!
もちろん2階も本がずらり。
行ってみると分かるのですが、天井がとても高くて、本が上までぎっしり並んでいる姿は、ホグワーツの図書館にそっくり。
でもあんな上まで手が届かないし、見えないし、だれか買うのでしょうか??
そして入り口ともう一つのフォトスポットがこちら。
手前の螺旋階段のところでポーズをきめて、記念撮影をする人たちで大混雑。
(これでもあいている瞬間をねらって撮ったのですがうまくいきません。本当に想像以上の人混みです。)
ただ、この世界観はハリポタ映画でも登場した図書館にもそっくりで、絵になる写真が撮れること間違いなしです!
ファンが挙って訪れるのも納得です。
そして、店内の奥のほうにはハリポタコーナーがあります。
作品の映像が流れていたり、ファンの心が本当にわかっていらっしゃる。
各国の言語のハリポタの本が並んでいました。
残念ながら、日本語はありませんでした。
ちなみに、ハリポタの在庫はばっちり確認できました。
カートに山積み、これが3個くらいありました。
ファンとしては日本とは違うこのおしゃれなデザインは全作集めたくなります。
そして限定のハリポタグッズまで売っています。
さすが本屋さん。
文房具が多くみられましたが、グラスや置物、キーホルダーなどもありました。
さすがにアパレルは売っていませんでしたが、記念に買って帰ってもいいですね。
私はグラスがほしかったですが、もちろん荷物になってしまうので、却下。
普通に観光として大きなスーツケースで来ていれば、グラスも本も買えたのに、と少し悔しいです。
のんびり見て回るには人が多すぎますが、改めて一周すると、細部のこだわりが感じられます。
アールヌーボー調の店内、上のほうの古びた古書、人工ですが蜘蛛の巣やカラス。
これはもう魔法の世界に来たも同然。
ヨーロッパの西の果て、どこかアドベンチャーなイメージがあったポルトガルで、まさかこんな場所を見つけるとは思いませんでした。
まとめ
いかがでしたか?
ハリポタファン必見の個人的にとてもおすすめのスポットです。
開店間際か営業終了間際など、混雑を避けて行けばもっとすてきな写真が撮れるかもしれません。
そしてゆっくりとハリポタの世界に浸れると思います。
ポルトガルに来たらぜひ行ってみてください!
※この記事は2019年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)