ポーランドの第2の都市、クラクフ。
古都であるクラクフは旧市街が観光地として有名です。
今回はクラクフから30分程で行ける世界遺産のひとつ、岩塩でできた洞窟を紹介します。
概要
名称
ヴィエリチカ岩塩坑
(ポーランド語:Kopalnia soli Wieliczka
英語:Wieliczka Salt Mine)
所在地
ul. Daniłowicza 10, 32-020 Wieliczka, ポーランド
アクセス
クラクフGlowny駅から電車で30分弱。乗り換えはありません。
電車はだいたい日中で30分に一本くらいあります。
バスでもアクセス可能で、所要時間約1時間弱みたいです。
私は電車で行きました。
こんな人にオススメ
自然が好きな方
世界遺産めぐりをしたい方(アウシュビッツ収容所を合わせて見学することをおすすめします。)
旧市街とはひと味違った雰囲気を楽しみたい方
見学はツアーになっていますが、けっこう階段を下ります。
そのため、足腰が悪い方や小さな子供はきついと思います。
滞在時間
ツアーがだいたい2時間くらい。
その後エレベーターで地上に上がるのですが、エレベーター待ちで30分くらいかかりましたので、最低でも3時間くらいみておくといいと思います。
費用
英語ツアーは89PLN、ポーランド語は64PLNと少し安くなるみたいです。
ポーランドの物価を考えると少し高めです。
チケットはオンライン予約もできるようです。
アピールポイント
岩塩坑といってもあまりピンとこないかもしれませんが、スーパーで売っているピンクの岩塩。
この岩塩で全てができている洞窟がヴィエリチカ岩塩坑です。
中には教会やシャンデリアなどもあり、全て塩でできているとは思えません。
とてもきれいでおすすめです。
岩塩のシャンデリアや教会には圧巻
クラクフには3日間滞在したのでとても時間がありました。
旧市街は1日あれば十分だし、アウシュビッツにも1日使い、あと1日何をしようかなと探していたときに見つけたのがヴィエリチカ岩塩坑です。
見た目はものすごく洞窟っぽく、大自然の中にありそうなイメージでしたが、意外とクラクフから30分で行けるとのことで決行です。
ユーレイルパスを持っていたため、鉄道を利用しましたが、バスも出ているみたいです。
しかし鉄道でのアクセスは本当に簡単で、駅を降りてからも5分くらいでたどり着くのでおすすめです。
クラクフ空港からも乗り換えなしで行けるみたいです。
中はツアーでのみ見学可能で、ポーランド語のガイドだと少し安いみたいですが、その他英語などは割高です。
日本語はありませんので英語のツアーにしました。
チケット売り場へ行くと、特に予約が埋まっていなければその言語の1番近い時間のものを案内してくれます。
だいたい30人くらいで入場します。
ガイドさんに従って永遠と続くような下りの階段を降りていきます。
螺旋階段のようになっていて少し目が回ります。
かなり距離があるので子供やお年寄りは厳しいかもしれません。
(けれども海外の幼稚園くらいの子供は楽しそうにしていました。)
所々、プロジェクションマッピングのような演出があり、ひとつの物語として楽しめます。
ツアーが長いため、半分くらいのところで休憩時間が15分ほどあります。
後半がツアーの肝になります。
これが岩塩でできたシャンデリアがあるホールです。
岩塩で作られた絵画、最後の晩餐もありました。
幻想的な空間が広がっています。
実際に見ると天国ってこんな感じなんじゃないかなってくらいきれいです。
正直ここまでは英語の理解力がない私にとっては時間も長いし退屈でしたが、これは全てを吹き飛ばしてくれます。
本当に来て良かったです。
この後地上に戻るのですが、安心してください。
登りはエレベーターがあります。
しかしこのエレベーターに乗るまでの待ち時間が30分くらいかかります。
そこまでシーズンではなかったと思いますので、ハイシーズンの時はもう少しかかりそうです。
時間には余裕を持った方がいいです。
地上に出てから、お土産屋さんもありますので、もちろん岩塩も購入できます。
お土産にはよさそうですね。
まとめ
クラクフから30分の距離なので、小旅行のような感じで気軽に行ける観光スポットです。
注意点は服装です。
歩きやすい靴はもちろん、年間を通して岩塩坑の中は15度くらいになっているみたいなので夏場は上着を持って行ってくださいね。
※この記事は2017年9月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)