フィリピンのセブ島観光エリアにあるラプラプの像は、フィリピンの歴史を語るには欠かせない場所です。
ヨーロッパからの侵略に屈せず国を守ったまさに英雄であり、ローカルの人たちはこの場所を愛しています。
またここには、世界一周の偉業を成し遂げたマゼランのモニュメント、マゼラン記念碑があり、セブ島と訪れた時には是非とも立ち寄りたいスポットです。
概要
名称
ラプラプ像とマゼラン記念碑
(英語名:Lapu-Lapu Monument and Magellan Marker)
所在地
マクタン島の東部にある。
セブ島空港から近い。
マクタン・シュライン公園内にある。
アクセス
現地タクシーを利用するか、ジープニーで行くことができます。
こんな人におすすめ
フィリピンの歴史に思いをはせたい人
ローカルのお土産を購入したい人
公園でのんびりしたい人
滞在時間
1~2時間くらい。
費用
費用は特にかかりません。
雑貨やお土産のお店が並んでいますので、そこでなにかを購入した場合にはその分の費用が必要になります。
アピールポイント
なんといってもフィリピンのヒーローであり、そのたくましさと勇気、大胆さ、こうしたものを知る機会になります。
像は想像以上に大きく迫力があります。
周辺の公園内が綺麗で寛げますし、周辺は小さなマーケットがあって、買い物やお土産を楽しめるのがポイントです。
セブ島観光は海ばかりでちょっと飽きてきた人には、刺激のある観光スポットです。
フィリピンの英雄ラプラプの像の迫力に酔いしれる
セブ島の向かい、橋でつながっており、セブ空港のあるマクタン島の観光名所の1つがこのラプラプ像です。
西暦1521年という昔に、マゼラン率いるスペイン軍が領土の拡大という野望を見せ、それに反発したフィリピン人ラプラプ率いる軍が衝突しました。
ですがラプラプ軍が勝利し、ヨーロッパからの侵略から体を張って守ったことが、英雄としてあがめられているのです。
そしてこの戦いでリーダーだったマゼランは戦死してしまいました。
このラプラプ像は地元の人たちのヒーローで、フィリピン全国から観光に訪れるホットスポットですが、実際に見てみると、写真以上の迫力と高さがあります。
マクタンシュライン公園内にあって、入り口近くにあるためとても目立ちます。
そして公園内がとても綺麗に整備されており、花壇にはいろいろな花が咲いています。
このラプラプ像の近くには、もうひとつのモニュメントであるマゼラン記念碑が建てられています。
ラプラプからするとマゼランは敵だったわけですが、マゼランそのものは、キリスト教を広めたということで、そこが評価されているようです。
戦い合った敵同士のものがこうした残されているというのは、なんとも複雑な気持ちにさせられます。
そして戦死はしましたが、マゼランは世界一周を成し遂げた歴史的人物であり、そうした功績への敬意の表れもあるのかもしれません。
この公園内周辺にはお土産屋さんがずらりと並べられています。
キーホルダーやフィリピンらしいアジアン系の雑貨、女性用のワンピースなど、カラフルなものが多くちょっとしたお土産に最適なものばかりです。
フィリピンの歴史への探訪とお土産の購入、この両方を1つの場所できる観光スポットでした。
そして観光した後は公園内のベンチでのんびりしたり、写真を撮影したり、野鳥や公園内の南国らしい樹木、シーサイドの景色を楽しむことができます。
まとめ
セブ島の観光名所はあまり多くありませんが、ここは最もローカルらしい観光スポットです。
ジープニーを使って行ってみるのも楽しいです。
英語が通じるので、乗る前に公園の名前を言って確認するといいでしょう。
セブ国際空港に近いので、セブ滞在の最終日にちょっと立ち寄ってみるという感じでもよいかもしれません。
※この記事は2015年11月に行った際の体験談です。(40代後半/男性)