【インドネシア】とても便利!電子マネーOVOを使ってみよう

インドネシアでも電子マネーがよく使われています。
中でもオーヴォ(OVO)は割引も多く、とてもお得で便利です。
使い方をご紹介します。

概要

名称

インドネシアの電子マネー、オーヴォ(OVO)

インドネシア、インドネシアの電子マネー、OVOの看板

所在地

インドネシア国内

アクセス

空港でも市内でも国内のいろいろな所で使えます。

こんな人にオススメ

インドネシアで電話番号を持ってスマートフォンを使う人ならだれでも。
買い物好きの方、配車サービスをよく使う方。
少しでもお得に買物したい方向け。

滞在時間

インストールして使えるようになるのにさほど時間はかかりません。

費用

手数料などはかかりません。

アピールポイント

インドネシアで電話番号を所持して滞在するなら、電子マネーを使えるようにするのを是非ともオススメします。
中でもOVOは還元率も高く、使い方もシンプルでオススメです。

OVOって

OVOはインドネシアで広く流通しているメジャーな電子マネーの一つです。
インドネシアの街中いたる所で「OVO」と大きく書かれた看板を見かけます。
大手チェーン飲食店から路上の安食堂まで。

また飲食関係だけでなく、雑貨、服飾、サービス関連まで、使えるジャンルも日常のほとんどすべてを網羅しています。
中でも便利なのが、インドネシアでメジャーな移動手段の一つである配車サービス(Grab)での利用で、細かい小銭を気にせずキャッシュレスで乗り降りできます。

還元率も高く、細かく上限が設定されてはいるものの、支払金額の2割、時には5割(!)ものポイントバックがあるケースもあり、上手に使えばとてもお得にお買い物ができます。
先日はタピオカミルクティーで人気のChatimeというお店でOVO半額セールをしていて、通常の半額の代金でタピオカドリンクを楽しむことができました。

入会の仕方

インドネシア、インドネシアの電子マネー、OVOのカウンター

最もわかりやすい入会の仕方はOVOカウンターに行くことです。
日本人が行って分かりやすい場所としては、ガンダリアシティー(Gandaria City Mall)やクマンのリッポーモール(Lippo Mall Kemang)がオススメです。
日本人の利用が多く、係員が言葉の不自由な外国人の扱いに慣れているからです。

Gandaria City Mall:
Jl. Sultan Iskandar Muda, Jakarta Selatan
(地下、地上階にも複数箇所あり)

Lippo Mall Kemang:
Jl. Pangeran Antasari No. 36, Bangka, Jakarta Selatan
(地上階に一箇所)

モール内の通路などに紫色でOVOと大きく書かれたカウンターがあり、そこの係員が必要な手続きを行ってくれます。

最初にOVOのアプリをスマートフォンにダウンロードするところから始めます。
カウンターに行く前に事前にダウンロードしておくこともできますが、似たようなアプリがいろいろあるらしく、わかりにくい場合には係員に聞きながらダウンロードするのが安心です。

携帯電話番号や名前などを登録したら、暗証番号を設定して手続き完了となります。
入金の仕方は現金または銀行送金で。
インドネシア国内に口座を持っているならスマホの簡単操作で入金ができますが、口座を持たない方は現金で入金しましょう。
係員に入金(Top up)したいと言って現金を渡せばその場でやってくれます。
次回以降の入金もOVOカウンターで行います。

インドネシア、インドネシアの電子マネー、OVOのアプリ

お買い物をしてみよう

入金できたら早速お買い物をしてみましょう。
OVOの看板が出ている店なら使えます。
支払いの時に「OVOで(パケ・オーヴォ/Pakai OVO)」と伝えてアプリを開きます。
店員さんが操作する端末に自分の電話番号を入力して、自身のアプリで支払い確認をタップすれば支払い完了となります。

インドネシア、インドネシアの電子マネー、OVOの端末

予め代金分を入金しておく必要がありますが、万一足りなかったら、OVOで支払える分だけOVOで、残りは現金でといった支払い方もできます。
どのような内容の買い物をするかによりますが、高級レストランでの飲食もOVOでしたい場合には、予め50万ルピア(4,000円弱)から100万ルピア(8,000円弱)程度は入金しておいた方が便利でしょう。
また、支払いに使える店は増加傾向にありますが、OVOカウンターの数は限られているのが現状です。
現金から入金する場合には、OVOカウンターのある場所に事前に行く必要があるので、その点注意が必要です。
アプリ内で近くのカウンターの場所を探すこともできます。

OVOで支払いをすると大抵の場合ポイントがつきます。
20%引きなどの値引き分が、ポイントでキャシュバックされる仕組みです。
このポイントはOVOキャッシュと同じように使うことができ、支払いの際にアプリの操作でOVO キャッシュ(CASH)かポイント(POINTS)かを選択することができるようになっています。

アプリを開くと、OVO キャッシュ残高に並んでポイントの残高が常にわかるようになっています。
OVOの割引を上手に使うと、このポイントがなかなかのペースで貯まるので、現金やクレジットカードの支払いよりOVOだとお得なのです。

お得に使うコツ

実はよく見るOVOの30%などの販促看板には小さな注意書きがあります。
ポイントによるキャッシュバックの上限が記載されていて、大抵の場合、キャッシュバックは数万ルピア程度(数百円)に設定されています。
つまり30%引きと書いてあっても、キャッシュバックは最高2万ルピア(150円程度)だったりします。
なので、大口の支払いだとあまりお得ではありません。
30%の看板の出ているレストランで50万ルピアの支払いをしても15万ルピアキャッシュバックされるわけではないということです。

一番還元率が高いのは、小さな飲食店が並んでいるフードコートのようなところで、少額の支払いをする使い方です。
特にモールでよく見るフードコートでは、多くのお店がOVOに加盟していて、それぞれの店で割引をするので、麺類一杯、ドリンク一杯、など各店舗で数万ルピアの支払いをするたびにキャッシュバックがあり、実質的に看板に記載どおりの還元率でキャッシュバックを受けることができます。

街中の販促看板だけでなく、OVOアプリにお得な情報が常時掲載されるので、それをこまめにチェックするといいですよ。

OVOでより便利になったおすすめ配車サービスGrab

インドネシアで日本人が最も利用しやすい移動手段はタクシー類ですが、最近は配車サービスが人気で、駐在日本人の間でも配車サービスの利用が広まっています。
いずれも安価で便利なのですが、現金払いだとお釣りがなかったりするケースもあり、支払いが面倒なのが難点でした。
OVOだと配車サービス大手のグラブ(Grab)が使えるので、乗り降りの際に小銭のことを心配する必要がありません。
GrabのアプリをインストールしてOVOと連携させることで、支払いがOVOでできるようになります。
キャッシュレスなのでとっても便利ですよ。
ちなみに、Grabの場合には、事前に料金が確定し地図上でルートが表示されるので、安心して乗ることができるのもオススメできる点です。

まとめ

とっても便利でお得なOVO。
インドネシアで携帯電話番号を取得するなら、インストールすることをオススメします。
上手に使ってお得にインドネシアを楽しみましょう!

※この記事は2020年1月に行った際の体験談です。(40代後半/女性)