【インドネシア】パダン料理を食べに行こう

インドネシア料理にもいろいろありますが、パダン料理はインドネシアを代表する料理です。
見た目にも面白いパダン料理レストラン、是非とも行ってみて下さいね。

概要

インドネシア、パダン料理の食堂

名称

パダン料理(Masakan Padang)

所在地

インドネシア各地で楽しめます。

アクセス

パダンはスマトラ島の都市名ですが、ジャカルタを始め、インドネシア各地にたくさんパダン料理店があります。

こんな人にオススメ

辛い料理が苦手でなければどなたでも。
グルメに興味のある方。
ローカルの食事に興味がある方。

辛い料理が多いのでお子様向けではありません。

滞在時間

小さな食堂ならば30分程度
高級店ならゆっくりと2時間程度
時間をかけて楽しめます。

費用

レストランの格によりますが、安食堂なら数百円程度から高級店で2~3千円程度。

アピールポイント

インドネシア料理といえばナシゴレンやサテが有名ですが、パダン料理はインドネシアが世界に誇るとても美味しい料理です。
専門店のシステムもとてもユニークで、インドネシアらしい体験ができますよ。

パダン料理とは

インドネシア、パダン料理はパダン地方の伝統的な料理の総称

パダン料理とは、スマトラ島のパダン地方の伝統的な料理の総称です。

肉や魚などを、ココナツミルクとスパイスで煮込んだカレーのような料理が多く、種類もたくさんあります。
唐辛子を多く使い、辛い料理が多いのも特徴です。

白いごはんをお皿にどんと盛って、その上にいろんなおかずをのせて食べるのが普通です。
油っぽい料理も多いのですが、ご飯にとてもよく合う味付けで、どんどんご飯が進んでしまいます。

特に有名な料理に、牛肉の煮込み「ルンダン(Rendang)」がありますが、これは牛肉の塊をココナツミルクとスパイスで長時間煮込んだカレーです。
ホロホロの肉と濃厚なスパイスの味がご飯によく合い、日本人の間でも人気の料理です。

肉類では牛の他にヤギや鶏が中心ですが、水牛や臓物などもよく使われます。
魚は淡水魚が多いようです。
野菜はナスやキャサバの葉、熟す前のジャックフルーツ、いんげんなどの豆類などが多く使われます。

いずれも長時間手間ひまかけて煮込んで作られる料理が多く、スパイスがしっかり効いた濃いめの味付けです。
カレー風の煮込みだけでなく、サンバルと呼ばれる唐辛子ペーストで炒めたものなどもあります。

パダン料理レストランへ

パダン料理は、是非パダン料理レストランに食べに行きましょう。
目印は外から見える窓のところに、段々とディスプレイされているお皿です。
パダン料理店では、それぞれの料理は予め調理して準備されているのが普通で、お客はその中から好きなものを選んで食べます。

レストランの席に座ると、何もオーダーしなくても勝手に料理の乗ったお皿がテーブル一面に並べられます。
皿と皿の上にまたがるように別の皿もさらに重ねられ、テーブル一杯に並んだ料理から食べたいものだけを食べる仕組みです。

白いご飯を盛った皿を取皿にして、好きなものだけを食べます。
煮込み料理の場合には汁だけを取るのは無料(!)で、肉や魚に手をつけなければ料金はかかりません。
食べ終わったら係員が食べた分の皿を数えて、お勘定となります。

最初にテーブルに皿を並べる際の店員さんの皿の運び方が芸術的で、腕一杯に何皿もの料理を運んで来る姿は一見の価値があります。
インドネシアの至るところにパダン料理店はありますが、ジャカルタ市内で有名なのはこちらです。

パギソレ(Rumah Makan Pagi Sore)
インドネシア人マダムたちオススメの人気店。
高級。
特に人気はチプテにあるお店です。
Rumah Makan Pagi Sore: Jl. Cipete Raya No. 2 Jakarta Selatan, Indonesia

スデルハナ(Rumah Makan SederhanaもしくはRestoran Sederhana)
街中至る所にあるチェーン店。
庶民的。

まとめ

辛くて濃厚なパダン料理。
とっても美味しいだけでなく、ユニークなシステムのレストランを体験するのも楽しいですよ。
是非試してみてくださいね。

※この記事は2019年12月に行った際の体験談です。(40代後半/女性)