【インドネシア】バジャイに乗ってみよう

ジャカルタにはバジャイと呼ばれる三輪タクシーが走っています。
ジャカルタならではの庶民の足、乗ってみませんか?

概要

インドネシア、三輪タクシーバジャイ

名称

バジャイ(Bajaj)
ジャカルタの三輪タクシー

所在地

ジャカルタ市内(Jakarta, Indonesia)

アクセス

ジャカルタの空港から市内中心部までタクシーで約1時間です。

こんな人にオススメ

乗り物好きの方。
庶民的な物に興味のある方。
女性でも子連れでも楽しめますが、できればジャカルタの土地勘がある方かインドネシア語がわかる方と一緒の方が安心です。

滞在時間

近距離移動用なので、乗車時間は30分以内程度がよいでしょう。

費用

一回の乗車で2万ルピアから4万ルピア(150~300円)程度。

アピールポイント

バジャイはジャカルタならではの可愛い乗り物です。
ジャカルタを訪れた記念に乗ってみてはいかがですか?

バジャイって

ジャカルタ市内の至る所で見られる、青い小さな車がバジャイです。
三輪のバイクで、運転席の後ろに大人が二人座れる座席がついています。
元はインドから入って来た乗り物で、庶民の足としてインドネシアに定着し、インドのバイクメーカーのBajajという名前がそのまま乗り物の名前として根付いたと言われています。

インドのオートリクシャーと同様の乗り物です。

小さなバイクなので、早くは走れませんが、交通渋滞の酷いジャカルタの市内で狭い道も通れることから、庶民の足として現役です。
よく荷物を満載にしたバジャイが走っているのを見かけます。
庶民の足で人気の乗り物はバイクタクシーですが、荷物が載せられないし、雨だと濡れてしまうのでバジャイはその点を補っているようです。

他方で、大通りではバジャイが渋滞の一因でもあるので通行が規制されているようです。
窓や屋根があるとはいえ、ビニールクロスのような簡易的なものですし、バイクですから、周囲の排気ガスをまともに受けることにもなり、交通量の多い中でのバジャイの乗り心地はあまり良くはありません。
煤で汚れてしまうかもしれないので、きれいな洋服は避けた方がよいでしょう。

でも、晴れた日の裏道をのんびりバジャイで走るのは気持ちいいですよ。
ジャカルタは大都市の割に街路樹が多く、大通りから一本中に入った道が緑のトンネルになっていることもしばしばです。
そんな裏道をのんびり走れるのがバジャイの楽しいところです。

バジャイの乗り方

庶民の足らしく、庶民的な場所にバジャイは集まります。
高級モールの車寄せなどには規制されているためか、バジャイはいません。
バジャイに乗るには、庶民的なモールやパサール(市場Pasar)に行きましょう。
流しのバジャイを道路でつかまえることも出来ますが、客待ちしているところに行って交渉する方が安心です。

インドネシア、客待ち中バジャイ

ここはBlok M Squareの入り口です。
たくさんのバジャイがいつも並んでいるので、比較的乗りやすい場所です。

バジャイを見つけたら、まず行き先を告げて料金を交渉しましょう。
英語はほとんど通じませんのでご注意下さいね。

私は悪質な運転手には出会ったことがありませんが、料金交渉は乗る前に必ずした方がよいでしょう。
長距離の移動には向かないので、数キロ程度の移動に使うことをオススメします。
土地勘があまりなくて心配の場合にはグーグルマップが便利ですよ。

Blok M Squareの他にも、同レベルのモールや市場(Pasar)の前にも大抵客待ちバジャイがいます。

まとめ

庶民の足とは言え、実際にはバスやタクシーの方が割安で、バジャイはやや割高な印象です。
でもあの青い可愛い車体は、なんとも愛嬌があって乗りたくなりませんか?
インドネシア庶民の暮らしを垣間見る気持ちで乗ってみてはいかがでしょうか。

※この記事は2019年12月に行った際の体験談です。(40代後半/女性)