インドの観光地といえば数えきれないほどありますね。
今回は、そんなインドの中でも有名な、現地の人にとっては聖なる川であるガンジス川についてご紹介します。
概要
名称
ガンジス川
所在地
インド、バラナシ(ベナレス)
アクセス
バラナシ空港からタクシーで1~2時間。
エアポートバスで40分。
こんな人におススメ
ガンジス川付近は、お世辞にも衛生状態は良くなく治安もあまり良くないので、小さい子供連れやカップルには向いていません。
逆に、ヒンズー教聖地であるガンジス川に興味のある方や、普通の観光客が行かないような少々奇怪な場所への観光によく行かれる方にはお勧めです。
滞在時間
ガンジス川での滞在時間はせいぜい1~2時間で充分だと思います。
ただ、船に乗る場合は2~3時間は見ておいたほうがよさそうです。
費用
費用は基本的には無料ですが、船に乗る場合は1,000円前後はかかります。
アピールポイント
聖なる川ガンジス川は、とにかく面白い川です。
というのも、川には多くの沐浴をしている信者や聖者のような人がいるのですが、その横で洗濯をしている人や遺骨を流している人もいるのです。
日本では考えられないことだらけですが、それだけではありません。
川のほとりには野生の牛やヤギが沢山いて、人が居てもお構いなしに悠然と道路を歩いているのです。
更には、物乞いをしてくる人、お土産の押し売りをしてくる人、何もせずにぼーっと何時間も立っている人など・・・なんでもありのまさにカオスな場所です。
ガンジス川はインドの縮図
私達は、朝日が出る前に現地に着きました。
既に川には多くの観光客がいてごった返していました。
私達は、日の出をおがむために船に乗り、対岸が見えないほど大きなガンジス川に出ました。
黄色い花びらが乗った蝋燭を手渡され、日の出とともにおがむように言われました。
船は木製で、モーター部分をよく見ると日本語が書かれていました。
恐らく、日本で昔使っていたものをそのまま再利用していたかと思われます。
ガタガタと振動する船に揺られて約20分。
ようやく朝日が見えてきました。
私が訪れた11月はインドでは乾季にあたり、この日も晴れていました。
大気汚染の影響で太陽はややぼやけて見えましたが、ぼんやりと見える太陽は逆に見ごたえがありました。
写真は船から見た岸です。
船に乗り、太陽を見ながら茶色いレンガ造りの街並みを眺めていると、自分が本当にガンジス川に来たんだという実感が湧いてきました。
また、人間だけでなく様々な動物たちが思い思いに過ごしている様子や、ごみごみとした街並みは、私が想像していた通りの「THE インド」といった感じで、ガンジス川はインドの縮図といっても過言ではないかもしれません。
約1時間ほど船に乗った後、私達は少し川岸を散策しました。
岸を歩いていて気になったのは、奥に立っているオレンジ色の服を着た聖者のような人たちです。
現地のガイドさん曰く、彼らはヒンズー教の修行者とのことでした。
現地には、サモサやカレーなどを売る露店が軒を連ねていて、いい匂いがたちこめていました。
しかし、ガイドさんから「指定したレストランの食事以外は食べないでください」と言われていたので、食べることができませんでした。
まとめ
私は、初めてガンジス川を訪問して、日本にはない価値観・世界観などを一気に学べた気がします。
私は、父親の友人たちとガイド付きのツアーでしたが、もっと現地の事を詳しく知りたければ、個人旅行をした方がいいかもしれません。
ただし、現地の治安・衛生面はあまり良くないので、十分注意してください。
※この記事は2013年11月に行った際の体験談です。(30代前半/男性)