シンデレラ城のモデルとなったノイシュバンシュタイン城。ドイツの代表的な観光地であり、みなさん一度はどこかで写真を見かけたことがあるかと思います。そのお城の麓にある小さな街フュッセンは、実は中世の街並みが残っており魅力がたくさんあります。お城には行くけど意外とスルーされがちな街フュッセンの魅力を紹介したいと思います。
目次
概要
名称
フュッセン(Fussen)
所在地
ドイツバイエルン州フュッセン
アクセス
ミュンヘンから電車で2時間から2時間半程度。数回乗り換えがあります。
バイエルンチケットを使うのがおすすめです。土日だと始発から使えるので早朝にノイシュバンシュタイン城を予約していても間に合います。お城とフュッセンの街に寄ってもぎりぎり日帰りが可能というところでしょうか。おすすめは一泊してしまうことです。
バスの場合、ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城付近のホーエンシュヴァンガウまで2時間くらいで出ています。またロマンチック街道バスの終点がフュッセンです。
こんな人にオススメ
お城だけではなく、周囲も散策したい方。
ヴィース教会やホーエンシュヴァンガウ城にもゆっくり滞在したい方。特にツアーでなく個人でノイシュバンシュタイン城へ行く方。(フュッセンで1泊したほうがゆっくり周れます。)
小さな街でアットホームな時間を過ごしたい方。
滞在時間
街は小さくコンパクトにスポットがまとまっているので2時間くらいあれば一周できます。
半日もあれば食事やショッピングもできると思います。
逆に言うと、フュッセンで1日時間を使うことは難しいと思うので、あくまでもついで程度にしておくと時間が有効活用できると思います。
費用
特に入場料が必要な施設はありません。
だまし絵が特徴的なホーエス城というお城も無料で入れます。
アピールポイント
ドイツロマンチック街道の終着点であるフュッセン。実はカラフルな建物が並び、ドイツの伝統的な中世の街並みを体験することができます。そんなかわいい街の中心のお土産屋さんやレストランが立ち並ぶところは歩行者天国でとても歩きやすく、女子の好きなポイントがぎゅっとつまった街なのです。ノイシュバンシュタイン城の観光だけで終わってしまうのはもったいないです!
おすすめは一泊!女子はみんな好きなかわいいがつまった街
私が訪れたのは11月上旬の雪が降るか降らないか、そんなドイツの初冬の時期です。最初はドイツへ行く大きな目的のひとつにノイシュバンシュタイン城がありました。ロマンチック街道バスは10月中旬で終了してしまうため、ノイシュバンシュタイン城へは電車でアクセスするしかなかったのです。また、世界遺産であるヴィース教会へも行きたいと思っておりました。自分自身ツアーは好きでないので、個人で両方訪れるとなると1日だと時間的に厳しいので、お城の麓フュッセンに泊まることにしました。
当時は私もそんなおまけ程度で観光したフュッセン。とりあえずお城へのバスの時間まで暇だから散策しようと思い街に繰り出してみました。駅前のカフェのコーヒーを片手に。(私はミュンヘンから電車を利用しました。お城へのバスは時間が合わないと1時間くらい待つ場合もあります。)駅から5分ほどで宿泊施設が並ぶ通りに入り、さらに少し歩くと、街のメインストリートに入りました。
とてもかわいい。タイプ!!
思わずそんなことを口にしながら歩きます。この通りにはレストランもたくさんありました。あとは薬局もあったのでハンドクリームや保湿剤、入浴剤など日本へのお土産も購入できました。
レストランはドイツ料理だけでなくイタリアン料理店も何店舗かありました。海外にいるとなかなか食べられないお米。特にドイツ料理の付け合わせはパンかポテトが多く飽きてしまいます。イタリアン料理だとパスタやリゾットなどがあってうれしいですよね。ちなみに旅の終盤に差し掛かり中欧料理に飽きてきた私はパスタを注文しました。
もちろんビールはかかせません。ソフトドリンクと同じかそれより安いので必ず頼んでしまいます。ビールはあまり詳しいほうではありませんが、その土地やお店によって毎回味が違って楽しいです。
ドイツ料理は味が単調な面もあるのでこういうコクのあるパスタが食べられたのはとてもうれしかったです。
路地裏にもたくさんのレストランやショップがあり、散歩好き、雑貨好きとしては歩いているだけでも楽しくなります。
1番のフォトスポットがこちらです。
街のホーエン城の時計台を背にカラフルな建物が。
前日に行ったローテンブルクを思い出させるようなそんな街並み。女子はみんな好きだと思っております。ただ、ローテンブルクよりも観光客が少なくこじんまりとしているためのんびりできます。
すこし高台に進むとホーエン城があります。
長い坂道をのぼることになるので、足腰が弱い方はご注意ください。この近くに教会がありますが17時で閉まってしまうようです。そしてお城の中にはだまし絵がたくさんありました。お城としての規模は小さく、期待すると拍子抜けかもしれません。しかし、私のように時間つぶし程度の気持ちで訪れるとなかなかなものかと思います。
このあともう少し街を探検したいと思ったところでお城行きのバスの時間になってしまい観光はおあずけになってしまいました。
街にはこんなかわいいウォールアートもありました。
このように写真映えするようなちょっとしたポイントがたくさんあります。メインストリートの路地裏もおすすめです。観光客も少ないので現地の街に迷い込んだ旅ならではの感覚を味わえます。地図を見ないで歩いても街が小さいためホテルに戻れなくなるようなことはありませんでした。
宿泊施設も駅から徒歩5分圏内も多く、このような街のメインストリートにも近いので夜にレストランに繰り出すにも苦労はないかと思います。道に迷うこともありませんでした。バス待ちなどのほんの少しの時間でいいので立ち寄ってみることをおすすめします。
また、宿泊施設にケーキ屋さんやカフェが併設されているところも多くみられ、かわいいケーキが手軽に食べられます。どれにしようか悩ましいくらいのかわいさでした。私は自分が泊まったホテルのケーキは有名店だったらしく、お部屋で夜食として食べました。
ただ、スーパーマーケットなどは少なく閉まるのも早いので注意です。(駅から5分くらいのところは20時頃までだった気がします。)スーパーマーケットだけでなく、お土産屋さんや雑貨屋さんなども全体的に閉まるのが早く、食事を終えて19時過ぎになるとメインストリートも閑散としていました。観光の際はご注意を。
まとめ
ノイシュバンシュタイン城があまりにも有名すぎてスルーされがちなフュッセンですが、少しはご興味持っていただけましたか?街には「かわいい!!」があふれているので、特に女性の方はぜひお立ち寄りいただければうれしいです。ただ1日時間を使うにはさすがに退屈してしまうと思いますので、お城のついで程度に考えてみてもらえるといいと思います。ミュンヘンやフランクフルトなど、その他の都会の街にはない素朴な雰囲気が気に入っていただけると思います。
※この記事は2018年11月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)