ドレスデンはドイツ東部の代表的な都市であり人気の観光スポットです。
エルベ川のフィレンツェと言われるくらい、歴史的な街でもあります。
そんな世間がイメージするドレスデンは旧市街を中心としています。
今回は反対側、モダンな若者の街ドレスデンの新市街を紹介します。
目次
概要
名称
ドレスデン新市街
主にクンストホーフ・パッサージュというアートなエリアを紹介します。
所在地
Metzer Str. 1 01097 Dresden
アクセス
新市街の中心へはトラム駅ノイシュテッターマルクト(Neustädter Markt)
クンストホーフ・パッサージュへはトラム駅のDresden Bautzner Straße やRothenburger Straßeから歩いて10分弱
こんな人にオススメ
おしゃれな現代アートが見たい方
フォトジェニックなスポットで写真を撮りたい方
サブカルチャーやアート好きの方
滞在時間
2~3時間あればフォトジェニックは十分見つけられると思います。
午前からお昼過ぎまで旧市街、午後は新市街でのんびりというプランはおすすめです。
旧市街観光の時間があまったときにはぜひ行ってみてください。
費用
なんと!私が紹介するスポットは全て無料です。
美術館とかでもないのでお金がかからないというのも大きな魅力のひとつです。
アピールポイント
おそらくみなさんが想像するドレスデン、ガイドブックで紹介されるドレスデンとは違った一面が見られてとても面白いと思います。
ドイツの若者文化に触れられる、観光客のひとりではなく今時ドイツっ子になれるような気がします!
また、フォトジェニックな場所も多く、写真映えにもぴったり!
アートでサブカルチャーな話題の新エリア
ドレスデンの旧市街はガイドブックでも有名な観光スポット。
プラハと同じく「百塔の街」と言われるくらい、中世の茶色屋根の街並みが素敵です。
ベルリンからは2時間ちょっと、お隣チェコのプラハからは3時間くらいの距離で日帰りも出来てしまうため人気の街でもあります。
そんな旧市街のエルベ川の対岸にあるエリアが新市街。
旧市街とは打って変わってとてもモダンで都会的な要素もありながら、大都市にはない落ち着きと長閑な雰囲気が漂っています。
そして街に広がる現代アートな数々やおしゃれな雑貨屋さん、アパレルがひしめき合っています。
私はドレスデンで時間が余ったので、有名なおしゃれな牛乳屋さんを訪ねるため、新市街にも足を延ばしてみることに。
(牛乳屋さんについては今回割愛します。)
旧市街の中心からは歩くと20分くらいかかりますが、トラムを使うととても便利です。
クンストホーフ・パッサージュという場所にアーティスティックな建物があるとの情報を得て散歩がてら目指します。
商店街のような通りや小さな小道には、こじんまりとした雑貨屋さんがいくつかあり、探すのも楽しいです。
日本で言うと裏原宿や高円寺、中野のようなサブカルチャーな雰囲気です。
中にはだれがこんなものを買うんだろう?というデザインのファッションアイテムもあり、ウィンドウショッピングだけでも楽しめます。
文房具屋さん?はがき屋さん?のお庭にはかわいらしい飾りが。
どうやらプレイグラウンドのようにもなっていて、子供たちがお母さんの買い物を待っている間に遊んでいてとても癒されます。
日本にこんなかわいい文房具屋さんはありませんよね!
ガイドブックには紹介されていないし、実際に自分の足でみつけることで旅のロマンを感じます。
目的地にたどり着くまでに、たくさんのかわいいものに出会って心はいっぱいになりかけていますが、おなかは満たされていません。
洋服屋さんの通りにはカリーブルストの看板が。
カリーブルストはベルリン名物の、いわゆるソーセージのカレー粉がけなのですが、私の大好物です。
日本のオクトーバーフェストなんかでも有名になりつつあるグルメです。
私は迷わず店内に入り、注文。
これが大当たり!!
むしろ本場ベルリンよりもおいしいんじゃないか!?と思うくらい。
マイルドなケチャップにかなりスパイシーなカレー粉がガツンとくる、ソーセージは安定のジューシーさでみんなが昼間からビールを頼むのにも頷けます。
地元のドイツ人はこれに山盛りになったフライドポテトをおともにしていましたが、私のキャパでは無理そうで断念。
しかしドイツのフライドポテトは本当においしいのでシェアして食べるにはお勧めです。
おなかも満たされ、散歩再開です。
カロリー消費しなければ!!そんなこんなで目的地に近づいてきました。
この壁画が見えてきたらアートなストリートも目の前です!
天井のない無料美術館、クンストホーフ・パッサージュ
クンストホーフ・パッサージュとは直訳すると、「通り抜けができるアートのお庭」という意味だそうです。
たしかに入り口はお店とお店の間にあり、路地裏のような小道になっていて少しわかりにくかったです。
ドキドキしながらその小道に入ると、
おしゃれで鮮やかな建物のお出ましです。
さらに奥に進むと、
小さな広場のようになっていて、そのまわりにはアトリエやおしゃれなカフェレストラン、アパレルショップなど個性的なお店が並んでいます。
手前の自転車は地元の人のものなのか、それさえも絵になるくらいかわいいです。
手作りのアクセサリーやアーティストさんの絵をモチーフにした雑貨や絵葉書など、目をひくものがたくさんあり、日本でも雑貨屋さんめぐりが好きな私はとてもテンションが上がりました!
コーヒー専門店なんかもあり、ほっと一息つけそうです。
そんなかわいい広場を抜けるとこんなにかわいい壁画が。
ドアのところでスナップ写真なんか撮れば、写真映えも間違いなさそうです。
おしゃれなカップルが写真を撮っている姿はとても絵になっていました。
とても小さな空間のなかにかわいいアートがたくさん詰まっていてボリュームがすごい。
これ、何度も言いますが、無料です。
高いお金を払って歴史的な美術館に行くよりも私はこの気張らない感じとのんびりアートに触れられるクンストホーフ・パッサージュがとてもお気に入りになってしまいました。
ここの中にあるレストランでランチをしても良かったかもしれません。
そして名残惜しくも出口に向かいます。
最後の最後までアーティスティック!
総じて思ったのが、ウィーンにあるフンデルトヴァッサーハウスというこれまたアーティスティックなカラフルな家があるのですが、そこに似ているなと思いました。
どちらも現代アートの魅力が詰まった場所です。
有名なのはウィーンのほうかもしれませんが、ドレスデンのほうが街一帯がアートと考えると規模は大きいかもしれません。
また、知る人ぞ知る!感があり自分で歩いていろんなものを発見できる楽しみがありました。
まとめ
いかかでしたか?
旧市街のみを観光して次に移動する方も多いと思いますが、たまには観光というよりも、力を抜いて散歩感覚で自分のお気に入りのアートを見つけていくのも楽しいですよ。
ほかにも新市街地区にはモダンなカフェがたくさんあるそうなので、おしゃれカフェめぐりなんてこともできそうです。
女の子は楽しめること間違いなしのドレスデン新市街、ぜひ訪れてみてください。
※この記事は2019年11月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)