モンマルトルの丘といえばパリのメイン観光地の1つです。
丘の上にそびえたつサクレクール寺院、そこからのパノラマ風景やたくさんの絵画を見ながら散策し、もし時間があったらサクレクールの後ろ側にあるパリのぶどう畑を見にいかれてみてはいかがでしょうか。
概要
名称
ル クロ モンマルトル (Le Clos Montmartre)
所在地
14‐18, rue des Saules 75018 Paris
アクセス
パリの地下鉄12番線 ラマルク・コランクール (Lamarck Caulaincourt)から徒歩5分程度
モンマルトルの丘、サクレクール寺院の裏側にあります。
こんな人にオススメ
フランスワイン好きな方なら一人でもカップルでも友達同士でも。
パリの主だった観光地から更に一歩踏み込んで見てみたい方にもおすすめです。
滞在時間
10分から15分。
収穫行事など特別な時以外畑の中には入れませんので、一周畑の様子を観察する時間のみです。
費用
外から見るだけですので無料です。
アピールポイント
パリにある小さなぶどう畑という希少価値のあるスポットです。
ここから穫れるワインの量は僅かですから、もしも飲む機会が得られた方は大変ラッキーでしょう。
パリにあるぶどう畑を訪問
フランスはワインで有名ですが、ワインを作っていることはご存じなかった方もいらっしゃるでしょう。
看板には収穫の際のイベント告知がされています。
イベントの日に合わせて行かれるとパリの行事の雰囲気が味わえますね。
ぶどう畑の入口です。
「ヴィーニュ デュ クロ モンマルトル」と書いてあります。
「ヴィーニュ」はぶどう樹という意味です。
書体や文字の上の半立体のぶどう樹、縦の格子など、シンプルですがスマートなデザインの門。
格子の上部のS字のような飾りはぶどうの蔓も想起させてくれます。
門のすぐ右に見える横断幕は「フェット デ ヴァンダンジュ モンマルトル」と書いてあります。
収穫祭の宣伝です。
収穫直前のぶどう。
保護の為でしょう、網が張ってありますが、うっすらとたくさんのぶどうが見えます。
地上からほんの数十センチのところに実がなっています。
手摘みと考えると、かがまなければなりませんから収穫は結構な肉体労働です。
他の地方の選定方法や品種と比べてみるのも楽しいですね。
門の横にはミニガイドが表示されています。
パリにある一番古いぶどう畑で2000株植えられている、等々。
道を隔てて畑のすぐ向かいにはパリの観光スポットの1つ、オレンジ色の壁の歌酒場ラパン・アジルがあります。
昼は静かで落ち着いた雰囲気ですが、夜はまた違った様相を見せてくれそうな場所に畑があるのですね。
地下鉄の駅の少しにぎやかな場所から少し離れたところにあるぶどう畑はモンマルトルの丘らしい傾斜に植えられ、落ち着いたたたずまいという雰囲気です。
地下鉄の駅から畑に向かう坂道を上りながら振り返ると見晴らしが良いです。
上に向かってみるとサクレクール寺院の後ろ姿が時折見えます。
石畳の道ですからハイヒールは挟まらないようにご注意を。
ここからモンマルトルの丘の散歩を続けるなら歩きやすい靴がお勧めです。
まとめ
パリ、モンマルトルの丘にあるぶどう畑。
16世紀頃、この界隈はパリの区分には入っていなかったとの案内を見るとパリの歴史を感じることができます。
冬の間はぶどう樹は葉は落ち、剪定されてメインの幹以外数本の枝のみになりますから、訪れるなら芽が出て成長する春から剪定前の秋までが良いでしょう。
パリで収穫されたぶどうから作ったワインがどんな味なのか、想像するのも楽しいです。
※この記事は2021年9月に行った際の体験談です。(50代前半/女性)