【クロアチア】魔女の宅急便の舞台となった海の見える街、ドゥブロヴニク

みなさんはジブリ映画の魔女の宅急便はお好きですか?
金曜ロードショーで何度も再放送されているので一度は観たことがある人も多いのではないかと思います。
そんな魔女宅の舞台となった街、クロアチアのドゥブロヴニクを紹介します。

概要

名称

ドゥブロヴニク(Dubrovnik)

所在地

クロアチアのアドリア海沿岸の最南端の街です。
ここではドゥブロヴニクの旧市街を中心に紹介します。

アクセス

ドゥブロヴニクは鉄道が通っていないため、鉄道でのアクセスはできません。

〈飛行機で〉
日本から直行便がないので乗り継ぎです。
LCCで各国の主要都市から行けます。
例:ローマから飛行機で1時間15分

〈バスで〉
クロアチアのスプリットから6時間。

〈船で〉
イタリアのバーリから夜行船で10時間。
(昼便はもう少し時間が短いみたいです。)

こんな人にオススメ

ジブリが好きな方。特に魔女の宅急便。
アドリア海でリゾート気分を味わいたい方。
とにかく海が好きな方。

滞在時間

できれば2泊はほしいところです。
旧市街自体は小さいので半日で十分ですが、スルジ山や城壁巡りをするとなると1泊だと慌ただしい気がします。

費用

観光都市なので全体的に物価が高いです。
一部フランスなんかと比べてもレストランなどはとても高く感じます。
スルジ山のケーブルカーが往復で150クーナ(2,400円くらい)城壁巡りのチケットも200クーナ(3,000円オーバー)。
ドゥブロヴニクカードというものを使えば無料らしいのですが、そもそものカードが1日200クーナ。

アピールポイント

オレンジ屋根の旧市街のすぐそこには海。
ドゥブロヴニクはどこを取っても絵になるおしゃれな街です。
階段を駆け上がればキキの気分が味わえる、ジブリ好きは滞在必須です!

これぞキキが見つけた海の見える街

まず、ドゥブロヴニクの地理についてです。
ドゥブロヴニクは東欧クロアチアの南端の飛び地にあります。
そのため、鉄道はなく、バスか飛行機でのアクセスになります。

バスの場合、スプリットからになると思いますが、片道6時間程度かかるので個人的にはおすすめしません。
ヨーロッパではLCCが発達しているので飛行機を使う方が便利だったりします。
早めに予約をすればとても安いです。
私は3ヶ月くらい前にヴェネチア→ドゥブロヴニクのチケットを3,000円くらいでゲットしました!

そして、もうひとつ裏技としては、です。
イタリアのバーリという港町へ、夜行船で10時間程でアクセスできます。
バーリという街は聞き慣れないかもしれませんが、世界遺産のアルベロベッロへ行く拠点として有名です。
ドゥブロヴニクに興味のある方はアルベロベッロもとてもかわいい街なので、周遊してもいいかもしれません。

とても長くなってしまいましたが、魔女宅の街へは空港からピレ門(旧市街の入り口)へバスで向かいました。
着いたのが23時前という深夜にもかかわらず、街のレストランは大賑わい。
深夜着で治安は大丈夫なのか不安がありましたが、全くの真逆でした。
ホステルの道がどうも分かりにくく、レストランの店員さんに2回程道を聞きましたが、とても丁寧に教えてくれました。
東欧方面はなんとなく冷たい人が多いイメージでしたが、クロアチアの人はみんな優しいです。
(2回目のお姉さんはホステルに電話までしてくれてチェックインの仕方まで教えてくれました。)

さて、観光は次の日から。
ホステルの入り口からすぐの階段がすでに魔女宅で、とても興奮しました!

クロアチア、ドゥブロヴニクの階段状の路地

このような路地がメインストリートから東西に広がっていて階段状になっています。
そして階段の終わりが城壁に囲まれているような感じです。
この階段が急で一段一段も高いのでかなり疲れます。
私はバックパックだったのでよかったのですが、大きなゴツいキャリーケースを持っての移動は大変そうでした。
旧市街の中ではなく城壁の外のホテルに宿泊することをおすすめします。(ヒルトンは城壁出てすぐにあったと思います)

ドゥブロヴニクは猫も多い街と知られているのですが、路地にはちゃんとジジそっくりな黒猫もいました。

クロアチア、ドゥブロヴニクで見る黒猫

9月下旬にも関わらず、30度近い気温、照りつける太陽でジェラート屋さんが大賑わいです。
どこのお店も14クーナでユーロ支払いも可能で2ユーロ。
私は2日連続で食べてしまいました。
しかもスクープから溢れ出るくらいのを2回分盛ってくれます。
下手したらイタリアなんかよりもコスパが最強です!

そしてドゥブロヴニクの街を一望できるスルジ山に登ります。
ここで注意点が午前中の早い時間帯に展望台まで行くこと。
そうしないと街に影が出てしまい、きれいに写真が撮れません。
また、時間が経つにつれ、ツアー客が押し寄せるため、ここは早起きをしてケーブルカーの始発が9時なのでそれに合わせて行くといいです。
(私は20分前に乗り場に到着して並んでしましたが、10分前にはツアーの団体客が列を成していました。)

始発の第1便で山頂に到着。
そこから街を見下ろせるようになっていますが、どうもケーブルカーの線が入ってしまうので、少し山を下ります。すると・・・

クロアチア、ドゥブロヴニクの街

このようにきれいに写せます!
海の青さと街のオレンジの屋根、そして遠くに見える島々、街に行き交う船。
ドゥブロヴニクはとてもアクセスが悪い上、ケーブルカーの料金もバカにならないくらい高いのですが、そんなの忘れさせてくれるこの絶景。
ぜひとも晴れている日を狙って行ってください。
夕暮れ時も見に行ってみたいものです。

ドゥブロヴニク観光のハイライトのひとつ、城壁巡り

なのですが・・・入場料が日本円で3,000円オーバーという大金に、連日の暑さで城壁周りを3km弱も歩くのかと思うとなんだか気が遠くなってしまい、私は諦めました。
暑いのが苦手なのでもう少し時期を選べばよかったです。
ドゥブロヴニクはどうしても城壁に登らないと、街を一望できない地形になっているのです。
しかし、城壁付近の路地の階段を登った先からほんの少し街の全体を捉えることができました。

クロアチア、ドゥブロヴニクの夕暮れ時

これで私は割と満足してしまいました(笑)
夕暮れ時だったんですけど、ほんのり街がオレンジに染まっていく姿は、ここまできてよかったなと心から思えます。
ぜひみなさんは城壁巡りをして街全体を見てみてください。

そして、おまけです。
東欧といえば激安な物価を想像すると思うのですが、ここドゥブロヴニクはイタリアのベネチア以上の物価です。
ケバブが日本円で800円くらいなのがビックリ。
ランチでも2,000円は覚悟してください。
観光地価格とはこういうことなんだなぁと思いました。
しかし、治安はとても良く、街にはゴミひとつ落ちていません。

また、船でモンテネグロのコトルやボスニアヘルツェゴビナのモスタルまでも行けるみたいで、街中にツアーの客引きの人がたくさんいました。
せっかくなのでこの際に東欧周遊もありですね。

まとめ

ジブリ好きな方、そうでない方もこの絶景は死ぬまでに一度は見て後悔しないと思います。
海が好きな方、海の綺麗さには驚きだと思います。
また、東欧周遊する人はきっと旅のハイライトになるはずです。
ぜひ訪れてみてください。

※この記事は2019年9月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)