【東チベット】標高約4,000m!僧侶のみが住む、天空の街アチェンガルゴンパ!

少しマイナーな場所、東チベットを知っていますか?
東チベットは中国と中央アジアの間にある広大な地域。
今は中国政府の厳しい統治下にあり、一部を覗き外国人は立入禁止になっている場所も多いです。
そんな中で、今回は外国人でも入れる「アチェンガルゴンパ」をご紹介します!

概要

名称

アチェンガルゴンパ(亜青寺)
中国語読みで「ヤーチン= Yaqing 」

中国、ヤーチンと呼ばれるアチェンガルゴンパ

所在地

中国四川省甘孜蔵族自治州白玉県昌台区阿察鎮

アクセス

甘孜から乗合タクシーで約4時間

こんな人にオススメ

カップル、友人同士、1人旅の方にオススメ。
ファミリーの方でも勿論良いのですが、ここアチェンガルゴンパに行くには少し悪路で、乗合タクシーで4時間と時間がかかる為、小さいお子様連れは難しいかもしれません。
また同様の理由で、ご高齢の方には少しキツイかもしれません。
逆に普段からアウトドアをしていたり、体力に自信がある方にオススメです!

滞在時間

日帰り可能。
オススメは1泊以上。
甘孜から日帰りも可能ではあるが、疲れる為1泊をオススメします。
ですが万一高山病が酷くなってしまった方は日帰りの方が良いと思います。

費用

無料。
実際に人が住んでいる街なので、特に入場料は不要。

アピールポイント

まさに絶景とはこの事!
世界中色々旅をして来ましたが、こんなにもゲームの世界のように美しく壮大な景色はなかなか見る事が出来ません!

その分、行くのに少し大変ではありますが、着いてしまえば疲れも忘れてしまうくらい見たこともない景色に出会えます。
アチェンガルゴンパも勿論ですが、甘孜からアチェンガルゴンパに行くまでの道中でも6,000m級の山々を見ることが出来ます。

標高4,000mにある天空の街!

甘孜から乗合タクシーで乗ること4時間!
遂にアチェンガルゴンパにやって来ました!

まずタクシーを降りると、360度見渡す限りの空。
日本にいると高層ビルや建物でなかなか360度空を見渡せることも少ないかと思いますが、ここアチェンガルには一切高い建物はありません。
見えるのは、広大な大地に突如現れたように広がっているこの街だけ。

街の住民は全員が僧侶
みんな赤い布に身を包んでおり、不思議な光景が広がっています。

丘の上から街を見よう!

この街には唯一丘があります。
そこから街を見下ろせるようになっていて、アチェンガルと紹介されている写真はこの丘の上から撮影されたものが多いです。
私達も早速ここに登ろうとしたのですが・・・なんともしんどい。

それもそのはず、標高4,000mにいきなり降り立ったものですから高山病になってしまったのです。
いつもならスイスイ登れるような傾斜も、心臓がバクバクして動悸と息切れでなかなか進めません。
本当に1歩ずつ、ゆっくりゆっくり登って行きます。

中国、アチェンガルゴンパにある丘の上のモニュメント

丘の上にはモニュメントがあり、それも神々しい雰囲気を纏っています。
そのモニュメントを目指し、時間をかけどうにか登頂。
そこから見える景色は、本当に素晴らしく天空の街といわれているだけあります!!
高原に街がある以外に何もなく、どこか他の惑星に降り立ってしまったかと思える程なのです!

摩尼車を回して祈りを捧げよう

中国、アチェンガルゴンパの寺院

アチェンガルゴンパには寺院学校があります。
その寺院の中には摩尼車(まにしゃ)といわれる大きな仏具があり、その摩尼車をぐるぐる回しながら一周し巡礼します。

私も混ぜてやらせてもらいましたが、1つ1つが大きく重たいので結構大変でした・・・。
チベットの僧侶は毎日このように修行しているのですね。

まとめ

東チベットは情報も少なく、なかなか旅行先の候補として上がらないかも知れません。
でも、実際に訪れてみると人々は優しく見たこともないような絶景が広がっています。
感動すること間違いなしですよ!

行く際には高山病の薬と、日差しが強いので帽子と日焼け止めを忘れることのないようにしてくださいね。

※この記事は2017年9月に行った際の体験談です。(30代前半/女性)