【カンボジア】もうひとつのアンコール遺跡、アンコール・トムに行ってみた

世界遺産登録されている、カンボジアが誇る巨大遺跡がアンコール遺跡群ですが、その中でも有名なのがアンコール・ワットかもしれません。
ですがアンコール・トムもバイヨン寺院や象のテラスなど見どころが多く、遺跡の規模も大きくて見応え十分です。
12世紀末の都市遺跡として、迫力あるファザードを存分に楽しめます。

概要

名称

アンコール・トム

カンボジア、大きな遺跡のアンコール・トム

所在地

カンボジア北部でアンコール遺跡のアンコール・ワットの北側にある。

アクセス

基本的に自力で行くことは難しく、バイタクをチャーターするのが一般的です。

こんな人におすすめ

迫力ある遺跡を見たい人、歴史好きの人には必見です。

滞在時間

半日から丸1日

費用

1日券37ドル、3日券62ドル、7日券72ドルのどれかが必要。

アピールポイント

アンコール・ワットと共にアンコール・トムは、欠かすことができないアンコール遺跡の1つです。
遺跡の規模がとても大きく、遺跡に数多くの顔が描かれているのが特徴です。
サイズの大きさも見事ですが、壁に彫られたレリーフもまたポイントです。
南大門、そしてバイヨン寺院、象のテラスなど変化に富んだ遺跡が多く、すべてが必見で夢中になってしまいます。

カンボジア、アンコール・トムの壁レリーフ

12世紀末の都市遺跡であるアンコール・トム

いつかは行きたいと思いを馳せていたものの、なかなか実現せず延び延びになっていましたが、ついにチケットを購入して観光したのがアンコール遺跡です。

あまりにも広大で、全部見ようとすると1週間では無理と言われています。
見どころを絞って行く必要があるのですが、最も感動的だったのが最初に見たこのアンコール・トムの遺跡群です。
バイクタクシーをチャーターして、朝から1日付き合ってもらったのですが、このアンコール・トムの遺跡が見えてきたときには感動しました。

とても大きくて、いったいこれだけの大きな石をどのようにして集めてきたのか、集めるだけでなく、切り出し、それを積み上げ、整えることまでするのです。
当時は12世紀であり、電動工具も重機もない時代であるのは言うまでもありません。

大きな石段を上ると、そこからの見晴らしが良くてとっても気持ちがいいです。
ジャングルの中にこうした遺跡があるのがすぐにわかります。

そしてこのアンコール・トムは至る所に顔があり、遺跡にギロっと見られているかのようです。
この遺跡の顔と自分の顔を合わせて写真を撮る観光客がとても多いです。

さて、バイヨン寺院のバイヨンとは美しい塔という意味の様ですが、中央の部分にそうした塔がそびえ立っています。
そしてこの寺院は壁のレリーフもまた見事であり、彫刻で彫り込まれて壁画となっています。

観光はとても楽しいのですが、アンコール遺跡ではここだけでなく、どの遺跡でも石の階段を上るとその後降りるのがとても大変です。
1段1段がとても広くて大きく、しかもとても急なのです。
足を滑らせて落ちたら骨折はするだろうと思える高さと角度があります。
本当に慎重に降りる必要があり、元気で健康ではないとなかなか難しいと感じました。

とはいえ予想以上の迫力、かつて強国時代もあったクメール時代、カンボジアの栄光の1つを垣間見ることができ十分に満足ができました。

まとめ

アンコール遺跡は見応えが多く感動します。
ですが、とにかく暑いこと、日影が少ないこと、そして砂ぼこりが凄くて喉を傷めやすい部分があります。
水分補給をしっかりすることと、暑さ対策、また移動中はマスクをするなどした方がいいでしょう。
急いで回ると怪我をしやすいので、あまり無理をせず、1か所をじっくりと歩いて観光するような予定を立てることがおすすめです。

※この記事は2010年7月に行った際の体験談です。(40代後半/男性)