【ボリビア】セロリコで過酷な鉱山ツアーに参加してみた

ボリビアのポトシは標高4,000mの位置にあり世界1高い街です。
以前はボリビアの中で一番栄えていた街でした。
その主な理由は鉱山にありました。
そして、その鉱山は現在も機能していて、一般人もツアーを組めば中に入ることが出来ます。
他の地域では出来ない体験をしてみませんか?

概要

ボリビア、セロリコにある鉱山

名称

セロリコ

所在地

ボリビア ポトシ(Bolivia Potoci)

アクセス

ボリビアの首都ラパスからバスで約10時間です。

こんな人におススメ

過酷なツアーが好きな方におススメです。
実際に鉱山に入るときは、作業員が働いているのでリアルな現場を見ることが出来、そのような物に興味がある人にもおススメです。
ツアーで行くことになるので、1人でも問題ありません。
若い男性におススメです。
女性でも体力とガッツがある方は問題ないと思います。

滞在時間

約2時間のツアーです。

費用

90ボリビアーノ(約1,500円)がツアー代として必要で、道中作業員への土産代として10ボリビアーノが必要です。

アピールポイント

何といっても鉱山の中に入れるのが1番のアピールポイントです。
世界中探してもツアーとして鉱山に入ることが出来るのはポトシぐらいだと思います。
コカの葉を噛みながら酷い環境下の元、鉱山内を見学する体験は忘れられない思い出になるでしょう。

鉱山探検ツアー

私はボリビアのスクレからポトシにバスで行きました。
元々鉱山ツアーが目的だったので、滞在は2泊3日と言う短期間の旅程で訪れました。

初日は市街地散策。
標高がかなり高いので、歩くと直ぐ息が切れてしまいました。
市街地については、下調べなどはせず行きましたが、街中がとても綺麗なことにビックリしました。
首都のラパスより整備されていて驚きました。

話を聞くと、昔は鉱山のお陰でかなり町が栄えていて、その名残で現在も綺麗な街として残っているようです。

市街地散策のついでに翌日午後の鉱山ツアーを旅行会社で予約しておきました。
街中には沢山の旅行会社がありました。

ホテルでも鉱山ツアーの予約をする事が出来ましたが、街中にある旅行会社で申し込んだ方が少し安かったです。

翌日は7人+ガイド1人のグループで鉱山に行くことになりました。
まずは、公共のバスでヘルメットや靴、作業服等が置いてある倉庫に行き、着替えました。
また、コカの葉を渡され「口の奥に入れとけ」と言われ、言われるがままに。
コカの葉を噛めば力が出て眠くならないと言うことでした。

ボリビア、セロリコの鉱山ツアーで使うコカの葉

この時点で、このツアーの過酷さが分かりました。
そしてその小屋からは、歩いて鉱山に向かいました。

道中コカの葉とジュースを買わされました。
聞くところによると、ツアー中すれ違った作業員に渡すためと言う事でした。

いざ鉱山の中に入ると、そこは想像していたよりも酷い環境でした。
中には、汚い空気が充満していて、中は暗く、道は狭い。
このような場所には行ったことがありませんでした。

そんな事には構いはしないと、ガイドは突き進んで行きます。
歩いているときも危険で、後ろから手押しトロッコが来たり、底はなくただの板があり、それを橋のようにして渡ったり、気を休める暇がありません。

所々ガイドがこの鉱山について説明してくれたり、作業員と話をしたりと、危険ながら他ではない体験をする事が出来ました。
しかし、ここで働く人たちはこの劣悪な環境のせいで早く亡くなられる方が多いようです。

まとめ

このツアーは楽しいのはもちろんですが、途上国の実情を見ることが出来ます。
日本では絶対に体験出来ない事なので、体力に余裕がある方にはおススメのツアーです。
色んな事を考えさせられます。
ツアーは毎日午前と午後行われています。
くれぐれも気を付けて行って下さい。

※この記事は2017年1月に実際に行った際の体験談です。(20代前半/男性)