シドニーを観光するにあたって、外せないスポットであるブルー・マウンテンズ国立公園。
ショートトリップの行き先としても大人気のスポットをご紹介していきます。
目次
概要
名称
ブルー・マウンテンズ国立公園
(Blue Mountains National Park)
所在地
Katoomba, NSW 2780
アクセス
シドニーセントラル駅から電車で約2時間
カトゥーンバ駅(Katoomba)で下車
車でもシドニー中心部から約2時間程で着きます。
カトゥーンバ駅からエコーポイント展望台(Echo Point)まではバスで15分、または徒歩で25分です。
こんな人にオススメ
シドニー旅行に来たのであれば、少し足を伸ばして是非訪れてみてほしいスポットです。
大自然の中で、たくさんマイナスイオンを浴びながら癒されましょう!
場所によってはキツい道のりで、足場の悪い道や急勾配の階段などもあるので、体力に自信がある方にもオススメ。
またバーベキューが出来るスペースもあるので、大人数で行っても楽しいですよ!
滞在時間
かなり広大な敷地です。
有名なスリーシスターズウォークだけでも2時間程楽しめました。
鍾乳洞ジェノラン・ケーブやキングステーブルなど、他のスポットも楽しみたいのであれば1日必要だと思います。
うまく予定を組めば、シドニーから日帰りでも充分楽しめます。
費用
入場料はなく無料で楽しめます。
アピールポイント
シドニーの中心部から、西へ約80キロ程行ったところにある絶景スポットです。
その美しさから世界遺産にも登録されていて、世界中からたくさんの観光客が押し寄せます。
名前の由来ですが、気温が上昇すると、ユーカリの木から発生する霧状の油分が太陽光によって反射することで青く見えることから、ブルーマウンテン、青い山と呼ばれるようになったそうです。
秋には紅葉を楽しむことも出来ますよ。
公園面積はなんと267,954ヘクタール。
東京ドームおよそ53個分の広さです。
ブルー・マウンテンズでは山、森、岩、滝、川、渓谷、鍾乳洞などたくさんの自然を思う存分満喫出来ます。
このようにシドニーは大都会でもありますが、少し移動すると大自然が広がっていてとても魅力のある都市です。
シドニーに来て自然が好きになったという方、多いんじゃないでしょうか?
シドニーからの送迎付き日帰りツアーもたくさん組まれているので、滞在期間が短い方にも行きやすい観光スポットだと思います。
日本語ガイド付きツアーもありますよ!
もちろんツアーを予約せずに個人で気軽に行くことも可能です。
シンボルである3つの奇岩!展望台から一望できる絶景
ブルー・マウンテンズ国立公園の中で最も人気なのが「スリーシスターズ(Three Sisters)」です。
何千年もの時を経て風化し形成された、ここでしか見られない独特な景観になっています。
エコーポイント展望台から眺めることが出来るので、有名スポットとなっています。
この展望台では記念撮影してる方がたくさんいました。
しかし季節や時間帯によって逆光になってしまうので、キレイな写真が撮りたい方は注意が必要です。
天気がいい日に展望台から眺めてみると、あたり一面覆い尽くすユーカリの木々に雲の影が出来ます。
風によって流れる雲の影を眺めるのが楽しくて、しばらく見入ってしまいました。
空気も美味しくて最高に気持ちいいスポットです。
実はスリーシスターズにはある伝説が残っていて、美しい3姉妹に恋をした異なる種族の3兄弟は3姉妹を無理矢理連れ出そうとします。
それを知った村の長老は、3姉妹を岩に変えて姿を隠すことで守ろうとしたのです。
しかし村の長老は命を落としてしまい、そのまま3姉妹も岩から人間へ戻ることはなかった、というお話。
オーストラリアの先住民、アボリジニの伝説だそうです。
少し切ないですがスリーシスターズという名前の由来はこれだったんですね。
眺めるだけなんてもったいない!
スリーシスターズまで歩いていけるウォーキングコースも存在します。
オーストラリアでは、自然の中で歩くことをブッシュウォークと呼ぶそうです。
ということで私もブッシュウォーク挑戦してみました。
全長800mのトラックは初心者向けのコースらしいですが、正直、息切れしてしまう程しんどかったです。
私は特に800段にも及ぶ急勾配の階段がキツかった・・・。
手すりはついているのですが、階段の表面がツルツルしていたので足を踏み外さないかヒヤヒヤしました。
女性の皆さん、間違ってもヒールなんて履いて行ったらダメですよ!
なんとかその険しい道を乗り越えると、スリーシスターズに辿り着きます。
ちゃんとフェンスもありますが断崖絶壁でスリル満点です。
しかもこのあたりは風が強いので結構怖かったです。
高所恐怖症の方は絶対下を見ない方がいいと思います。
岩に触れることも出来るので、手を当てて大自然パワーをいただいてきました。
少し休憩した後は、また険しい道を歩いてエコーポイントまで戻ります。
日頃、運動不足の私にはいい運動になりました。
真夏に行ったこともあり、たくさん汗もかきました。
お土産屋さんもあって、そこに水も売っていますがお値段が高いので、ご自分で用意して持って行かれることをオススメします。
こんなの乗ったことない!世界一急勾配のトロッコ列車
ブルーマウンテンズには、アトラクション施設「シーニック・ワールド(Senic world)」があります。
展望台でスリーシスターズを眺めた後は、是非こちらにも訪れてみてください。
エコーポイント展望台からはバスで10分です。
こちらではトロッコ、ロープウェイ、ゴンドラと3種類の迫力満点の乗り物と一緒に大自然を満喫できます。
中でも最も人気で注目度が高いのは「シーニック・レイルウェイ」だと思います。
こちらのトロッコは、なんと傾斜52度の斜面を走るんです!
写真で見るのと実際に乗るのとでは、急斜面感が全然違いました。
座席に座った感覚としてはもうほぼ垂直です。
そしてなんと座席の角度をお好みで調整出来るので、最大傾斜を64度まで上げることが出来ます。
世界で最も勾配が激しいトロッコだそうです。
その急斜面から、ジェットコースターのようなスピードを想像してしまい最初はドキドキでしたが、スピード自体はそんなに早くないので怖くはないです。
乗車時間は2~3分と短めです。
上り・下りどちらも乗れますが、下りだけでなく、後ろ向きに急斜面を登っていく上りもなかなか面白くて乗りごたえがあります。
このトロッコはここでしか乗れないなと思ったので、2往復もしました。
もちろん他の乗り物でも360度大自然を堪能出来ます。
ロープウェイやゴンドラは、ゆっくり楽しみたい人向けです。
どこを見ても絶景ですよ!
スタッフには日本人の方もいるので、日本語でも対応してもらえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本にはないスケールで、壮大な景色を満喫できるスポットです。
シドニーに訪れた際は、シティ中心部だけでなく、神秘的なエネルギーが満ち溢れる大パノラマにも足を踏み入れてみてください。
ただブルーマウンテンズはシドニー中心部よりも寒く、冬には雪が降ることもあるくらい冷えます。
オーストラリアは日本と季節が真逆なので、もし寒い時期に訪れる場合はしっかりと防寒して行ってくださいね!
※この記事は2020年2月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)