日本から遥か遠くにある国アルゼンチン。
北から南に長く広大で、世界でも第8位の領土を誇る国です。
山や草原、湖といった大自然に恵まれており、その中でもパタゴニア地方は手付かずの神秘的な自然が残されています。
今回はそんなパタゴニア地方にある、あのアウトドアブランド「Patagonia」のロゴにもなっている山フィッツロイの魅力をご紹介します!
目次
概要
名称
フィッツロイ(Fitz Roy)
所在地
パタゴニア地方・アンデス山脈
最寄りの街はエル・チャルテン(ElChaltén)
アクセス
エル・カラファテからエル・チャルテンまではバスで約3時間。
バリローチェからエル・チャルテンはバスで24時間。
こんな人にオススメ
ファミリー、カップル、友人同士、1人旅、全ての人にオススメです。
フィッツロイの山に登るのではなく、ほとんどの人が朝陽で黄金に照らされるフィッツロイを観に行くので、実際にはフィッツロイ手前の山へトレッキングになります。
ですがそこまで行くのに体力が必要になる為、ある程度の体力がある方にオススメします!
またキャンプが好きな方はキャンプ場があるので、テントなどを持ち込み、大自然を満喫することが出来ます。
滞在時間
半日~
実はフィッツロイの山は、エルチャルテンの街に着いた瞬間から見えています。
また街から往復3時間くらいで行ける展望台もあるので、近くの街エル・カラファテから日帰りする人も少なくありません。
日本からの旅行であまり時間が取れないようであればこの方法がいいでしょう。
ですがメインを朝陽と考えると1泊は必要になるのと、天候に大きく左右される為、日数には余裕を持つことをオススメします。
費用
入山料:なし
トレッキングするのに特に費用はかかりません。
その他の宿泊費や食費のみです。
アピールポイント
パタゴニアは大自然の宝庫と言われていますが、実際に行ってみたらその意味がわかりました!
山も星空も氷河も、今まで見た景色の中で1番と言っていいくらいの規模で、素晴らしいものでした。
その中でもここフィッツロイの山は特別で、一生忘れることが出来ないくらいの絶景です!
一生に一度は時間を作って訪れて欲しい場所です。
往復20キロのトレッキング!?夜中1時半からの登山!
フィッツロイの山は街からも見られるようになっていますし、手頃な展望台もあるのですが、しっかり目の前で見るにはフィッツロイ目前の山に登らないといけません。
そこに行くまでにはなんと往復20キロ、時間にして片道約4時間~4時間半かけてトレッキングしなければならないのです。
朝陽に間に合うように余裕を持って出発するとなると1時半くらいに出発。
街灯もない山の中を歩くのは困難なので、iphoneのライトが必須でした。
見たことのない満天の星!!
街灯がない分、辺りは真っ暗。
そのまま約3時間ほど黙々と進みます。
どんどん疲労が溜まって、ふと上を向くと・・・そこにはまるでプラネタリウムのような満天の星空・・・!
トレッキング自体は途中まで平坦で、最後の1時間が本当にキツイのですが、この星空にはだいぶ精神的に助けられました!!
まるで宇宙の中にいるような感覚は初めてでした!!
燃えるような黄金に輝くフィッツロイ
どうにかフィッツロイが目前に拝める山の山頂に到着。
フィッツロイを実際に目の前にした時は、あまりの荘厳さに圧倒されて声を出すことが出来ませんでした・・・!
元々特に山が好きという訳ではない私ですが、フィッツロイは見るものを魅了する力があるのです・・・!
フィッツロイは毎日見せる表情が変わるのですが、この日は文句ない晴天。
朝陽を真正面から受けて燃えるように光る黄金のフィッツロイを見ることが出来ました!!
まとめ
往復20キロのトレッキングは私にとって苦しいものでしたが、本当に行って良かったと思える絶景でした!
登山が元々好きじゃない私でもフィッツロイの魅力に取り憑かれてしまったので、山がお好きな方は一生に一度は是非訪れてみてくださいね!!
※この記事は2019年2月に行った際の体験談です。(30代前半/女性)