【東京】つつじで鮮やかに染まる江戸の二大庭園、六義園

江戸時代の頃、江戸の二大庭園といえば小石川の後楽園と駒込の六義園と言われていたそうです。六義園と言えばつつじが特に有名です。
庭園の丘一面を埋め尽くすように咲くつつじは一見の価値あり!六義園のつつじをご紹介します。

概要

名称

六義園

東京都、六義園の庭園の丘一面に咲くつつじ

所在地

〒113-0021 東京都文京区本駒込6-16-3

アクセス

JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分

こんな人にオススメ

ゆっくり公園散策を楽しみたい方におすすめ。
園内は回遊式になっていて多数ある見所をゆっくり眺めながら周るのに最適。

つつじの咲く頃になると気温も高くなり過ごしやすく、家族連れでのんびりするのもよし、カップルでデートに訪れるのもよし。
園内はバリアフリーになっていてどなたでも楽しめます。

滞在時間

園内は広い為ゆっくり景色を眺めながら歩いているとあっという間に1~2時間が過ぎてしまいます。
茶屋やお土産処で一息ついたり、園内のガイドさんのお話しを聞いていると3時間くらいすぐ経ってしまいます。

費用

一般:300円
65歳以上:150円
都内在住・在学の小・中学生は無料

アピールポイント

小高く盛り上がった藤代峠という小山の斜面を埋め尽くすように咲くつつじは本当に見事です。
いろいろな種類のつつじが植えられているため、見る角度によって違った表情を楽しめます。
まるで山そのものが大きなブーケのよう。

藤代峠以外にも園内いたるところに植えられたつつじがキレイに咲いていて公園中でつつじを楽しめます。
お茶屋さんで一服しながらつつじを楽しめば気分はさながら御大名。
贅沢なひと時を過ごすことが出来ます。

斜面一面に咲くつつじ

六義園は東京都文京区駒込にある日本庭園です。
徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が7年の歳月をかけ完成させたとされ、明治初年の頃には三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎が購入し、のち東京市に寄贈され、以降一般公開されました。

六義園のある駒込の人達からは「駒込と言えばツツジの花の咲く街」と謳われるほどつつじで有名なんだそうです。

東京都、六義園に存在感のあるつつじ

私はこの六義園のつつじを見に行く前、正直全然期待していませんでした。
つつじって、小学校の校庭に植わってた花でしょ?
道路に植わってる花でしょ?と。

六義園のつつじは全然そういうのとは別でした。
本当に、キレイ!迫力がある!

なんというか、目の前に突然巨大な盆栽が現れたような、そんな不思議な存在感を感じました。

園内には約30種類、1,000株のつつじが植えられているのだそう。
見頃は例年4月中旬から5月上旬。
私が行ったのは4月の下旬、まさに見頃のピークといった様子でした。

このこんもりした山は藤代峠と名付けられています。
六義園のモデルとされる紀州、和歌の浦。
その対岸には藤代坂があり、その坂を登りきった名所が御所の芝とよばれ、和歌の浦全体を見渡すことができるのだとか。

この藤代峠はその藤代坂に見立てられているのだそう。

東京都、六義園の藤代峠の頂上からの眺め

藤代峠の頂上からの眺めです。
この景色を徳川綱吉や岩崎弥太郎も眺めていたのかと思うとグッときます。

藤代峠の真南に江戸城があり、西には綱吉の母である桂昌院が建立した護国寺があるのだそう。
さらに東には徳川家の菩提寺である上野の寛永寺があるのだとか。
きっと計算して造られたのでしょう。

中央に見える大きな池は紀川と言う名前で、紀の川の見立てとされているそうです。
紀の川は奈良県川上村を水源とする川で、六義園のモデルとなった和歌の浦と奈良の都をつないでいるのだとか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
六義園のつつじについてご紹介しました。

都心の、山手線の駅からわずか10分ほどでこんな素晴らしい景色に出会えるとはなんて嬉しいことなんだろうと思います。
つつじ以外にも枝垂れ桜や紅葉で有名な六義園、みなさんもぜひ一度訪れてみてください!

※この記事は2019年4月に行った際の体験談です。(30代前半/男性)