【静岡】西部・掛川市のシンボル・掛川城の魅力と見どころとは

静岡県掛川市にある掛川城は、天守閣が木造建築によって再建された、小さいながらに美しいお城です。
掛川城は、静岡県西部を舞台としたNHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」でも、重要なポイントとなる地です。
戦国時代の掛川城は「掛川古城」と呼ばれ、現在の掛川城からは少し離れた場所にありました。
復元された掛川城は、白い壁の天守閣が美しく、春には桜の名所ともなっています。

概要

名称

掛川城

静岡県、掛川城周辺の掛川の街並み

所在地

静岡県掛川市掛川 1138 24

アクセス

掛川城は、JR東海道線掛川駅から徒歩15分ほど。
車の場合は、東名自動車道掛川ICより15分ほどとなっています。

こんな人にオススメ

掛川城は、戦国時代から周辺を治めていた戦国大名今川氏の拠点の一つであり、また、江戸時代も城下町として発展してきました。
復元された天守閣も美しく、歴史ファンには必見の史跡といえそうです。
すぐ近くにステンドグラス美術館もあるため、家族連れでも楽しめそうです。

滞在時間

掛川城は、天守閣と江戸時代の史料を展示している掛川城御殿を見学すると、約1~2時間ほどかかります。

費用

天守閣と御殿の共通券は、大人が410円、小中学生が150円となっています。
また隣接するステンドグラス美術館との共通券は、大人が810円。
掛川城と二の丸美術館、ステンドグラス美術館の三館共通券は大人910円となっています。

アピールポイント

掛川城の天守閣は、木造によって再建されているため、木の良い香りがするとともに掛川の街並みを見下ろすことができます。
また隣接する掛川城御殿には、江戸時代などの武具や屏風絵などが展示されており、この地域の歴史を知ることができます。

静岡県掛川市の掛川城の魅力とは

静岡県西部に位置する掛川市は、お茶の名産地としても知られる一方、戦国時代からこの地を治めていた戦国大名今川氏の重要拠点の一つでした。
掛川城の天守閣は木造建築によって復元されていますが、実は高知県の高知城をモデルとして復元されたそうです。
実際に掛川城と高知城の天守閣を見比べると、うり二つとなっています。
これは、掛川城主であった山内一豊がのちに高知城主となったためです。

掛川城主から高知城主へと出世を遂げた山内一豊は、内助の功でも有名ですが、掛川城をモデルとして高知城を築いたともいわれています。
掛川城と高知城の天守閣がそっくりなのは、そうした縁があってのことのようです。

復元された掛川城は、白い壁の天守閣が美しく、春には桜の名所ともなっています。
また、木造で復元されている為、天守閣に登ると木の良い香りを味わうことができます。

掛川城の天守閣からは、名産であるお茶畑や、掛川の街並みを眺めることができます。

静岡県、掛川城の天守閣からの眺望

すぐ隣にある掛川城御殿は、もともと江戸時代の藩主が、政務をとるために使われていた建物です。
掛川藩は大きな藩ではなかったため、御殿もそれほどの規模ではないものの、当時から現存するこの御殿には、武士たちの武具や屏風絵などが飾られており、江戸時代当時の様子を垣間見ることができます。

政令指定都市の浜松市と静岡市に挟まれた掛川市は、それほど大きな街ではありませんが、掛川城のすぐ近くには商店街や屋台村などもあり、お城見学の際には立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。

まとめ

静岡茶の産地としても知られる静岡県掛川市は、街の規模こそ大きくはないものの、復元された掛川城は街のシンボルとして、江戸時代の様子を今に伝えています。
歴史ファンならずとも、家族連れでも楽しめるスポットです。

※この記事は2016年5月に行った際の体験談です。(40代前半/男性)