大分県の別府は、温泉地として有名ですが、それに加えて「地獄めぐり」という魅力的な観光プランがあります。
様々な地獄の中で、すぐ隣に隣接している龍巻地獄と血の池地獄をピックアップしてご紹介したいと思います。
目次
概要
名称
龍巻地獄・血の池地獄
所在地
大分県別府市野田782/778(龍巻地獄/血の池地獄:隣接している)
アクセス
車の場合、別府I.C.から15分程度かかります。
電車の場合、大分駅から別府駅まで約12分、別府駅から亀川駅まで約5分、亀川駅から血の池地獄まで徒歩約20分となっています。
バスでは、別府駅からと亀川駅から出ているものがあり、それぞれ約40分、約15分で到着します。
こんな人にオススメ
自然の力を、身をもって体験してみたいという人におすすめです。
少し刺激的な観光をしてみたいという人にもおすすめかと思います。
複数人数で訪れたほうがより盛り上がる観光スポットです。
滞在時間
龍巻地獄と血の池地獄を回って、およそ30分で回れました。
費用
別府には地獄がいくつもあり、7か所の共通観覧券が販売されています。
共通券は、
大人 2,000円
高校生 1,350円
中学生 1,000円
小学生 900円
です。
1か所入場券は
大人 400円
高校生 300円
中学生 250円
小学生 200円
となっており、大人で5か所以上回る場合は共通券を買ったほうがお得になります。
アピールポイント
不定期に吹き出す間欠泉、その毒々しい色合いの温泉と、私たちが普段入る「温泉」とは一味違う、変わった温泉(地獄)がアピールポイントです。
止まったり、吹き出したりの龍巻地獄
まずは龍巻地獄からの説明です。
龍巻地獄は、別府市の天然記念物にも指定されているようです。
看板を見つけて足を踏み入れてみると、岩で覆われたところが姿を現します。
少しの間待っていると、突然下方から勢いよく蒸気が噴き出してきます。
上方には岩があるため、蒸気はそこに当たって止まるのですが、この岩がないと30m程度噴き上がるということです。
蒸気の温度は105度と高温だと聞いて、地獄という名前がつくのもわかるな、と感じました。
こんなに勢いよく噴き出る温泉は初めて見たので、なかなかインパクトがありました。
凄まじい色合いの血の池地獄
さて、龍巻地獄のお隣には血の池地獄があります。
こちらは龍巻地獄を知らない方でも聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
その名前の通り、湯の色が血のように真っ赤な温泉です。
なんと奈良時代の書物にも記されている、日本最古の天然地獄なのだそうです。
平成21年には、国の名勝にも指定されています。
写真で見たことはありましたが、果たして本当に赤いのでしょうか?
ゲートをくぐって入場すると、もうもうとした熱気の立ち上がる温泉が現れます。
その色は本当に真っ赤で、端から端まで一面赤色に染まっています。
凄まじいくらいに赤色に思わず唸るくらいでした。
なぜこのように赤いのか、展示されていた説明を読んでみると、酸化鉄や酸化マグネシウムのような化合物が地下で生成され、それを含んだ「熱泥」が池に堆積するので一面が赤く見えるということがわかりました。
赤い色は血を想起させ、湯気もその熱さを想像させるには十分です。
これらの要素が重なったこの温泉を実際に目にして、「血の池地獄」という名前がつくのも納得だ、と首肯しました。
写真で知っていた場所ではありましたが、実際に訪れてみて良さを一層実感できました。
知らない人にも、知っている人にもぜひ訪れてほしい場所です。
まとめ
別府温泉には数々の地獄がありますが、今回はその中で隣接している龍巻地獄と血の池地獄についてご紹介しました。
勢いよく噴き上がる龍巻地獄と、その毒々しい色合いが特徴的な血の池地獄と、とてもバラエティー豊かな地獄を楽しむことができました。
地獄めぐりの際は、ぜひ訪れてみてくださいね!
※この記事は2014年3月に行った際の体験談です。(20代後半/男性)