長崎県には温泉地があり、地面から蒸気が噴出したり、真っ白な岩肌が露出したりしている「雲仙地獄」と呼ばれる景勝地があります。
今回はその「雲仙地獄」の見どころに関して紹介したいと思います。
目次
概要
名称
雲仙地獄
所在地
長崎県雲仙市小浜町雲仙320
アクセス
電車
諫早駅下車後、駅前の諫早ターミナルよりバスで80分程度。
バス
長崎県営バスターミナルからは約100分、諫早駅からは約80分。
車
諫早ICから約60分。
こんな人にオススメ
自然の凄さを感じたい人におすすめです。
結構山の奥まったところにあるので、1人で訪れるのは心細いという人もいるかもしれません。
複数人で行けばそのような心配もなく楽しめることと思います!
滞在時間
麓から一番奥までの往復でおよそ30分といったところです。
山道ですが舗装はされているのでそれほど苦労せず歩けるかと思います。
費用
雲仙地獄自体には入場料は必要ありません。
峠の茶屋のような感じで、名物の温泉卵が4個300円で売っているので、食べる際はその分の料金を支払いましょう。
アピールポイント
なんと言っても、ごつごつした岩肌の露出した光景と、そこから立ちのぼり続ける蒸気が一番の見所となっています。
温泉地独特の香りも周囲に漂っているので、温泉地にきたことを感じさせてくれます。
立ちのぼる蒸気と、迫力ある岩肌
長崎県の雲仙市には、その名前を冠した雲仙地獄と呼ばれる景勝地があります。
麓から歩を進めていくと、周囲にはごつごつとした白い岩肌の光景があたりに広がります。
そしていたるところから蒸気が噴き出しています。
この光景が地獄に例えられるのも納得だと感じました。
奥へと歩いていくにつれて、まるで異世界へと進んでいくかのような感覚にとらわれるくらい変わった光景でした。
蒸気が噴き出しているからか、地熱によるものなのか、周囲から熱気を感じました。
噴き出している蒸気のほとんどは水蒸気ですが、炭酸ガスや硫化水素ガスも含まれているそうです。
確かに雲仙地獄に到着してから、強い硫黄臭を感じました。
道が行き止まりになるところまで歩いていったのですが、あらゆる方向から蒸気の噴き出す音が聞こえ、肌では熱を感じ、鼻では臭いを、目ではその湯煙と白い岩肌を、と五感のほとんどを使って雲仙地獄を感じることができました。
「立ち入り禁止 地獄内は危険です」と書かれた看板のシンプルなフレーズが逆に怖さを醸し出しています。
こういったところからも非日常の空間であるということを強く認識させられました。
散策した時間は30分程度と比較的短かったものの、良い体験をすることができました。
雲仙地獄名物の温泉卵
聴覚、触覚、嗅覚、視覚だけでなく味覚でもこの雲仙地獄を楽しむことができます。
雲仙地獄名物のゆで卵です。
雲仙地獄に小さな小屋が建っており、そこで購入しました。
4つで300円だったので、友人たちと分けあって食べることにしました。
箱根のゆで卵のような真っ黒なものを想像していましたが、見た感じは普通のゆで卵でした。
ですが鼻に卵を近づけて匂いを嗅いでみると、ほのかに硫黄臭を感じます。
付いてきた塩をつけて、口に運びました。
雲仙地獄の熱い湯に思いを馳せて食べたゆで卵は、とても美味しかったのをよく覚えています。
ここに訪れた際には、ぜひ記念に食べてみてください!
まとめ
長崎にある雲仙地獄は、とにかく迫力満点です。
削れた白い岩肌が露出した風景に加えて、蒸気や熱気、匂いなど全身を使って楽しむことができる景勝地で、とても楽しめました。
長崎で地獄めぐりをしようと考えている人に、ぜひ訪れてみてほしいところです。
※この記事は2014年3月に行った際の体験談です。(20代後半/男性)