一度は行って見たかったあこがれの雪の回廊。
スキー、スノボーシーズンが終わり登山のシーズまでの間の雪山の醍醐味の一つでしょう。
乗鞍岳の雪の回廊、足元の雪を踏みしめ、高い白壁に見下ろされながらヒンヤリ今年最後の雪に親しんでみてはいかがでしょうか。
概要
名称
乗鞍岳エコーライン
所在地
長野県松本市安曇
アクセス
観光センター前バス停から乗鞍岳春山バスに乗車、位ヶ原山荘下車。
こんな人にオススメ
スキー、スノボーといったウィンタースポーツは全て苦手だけど雪が大好き、雪の神秘的な雰囲気を味わいたい、なんて人におすすめです。
また、雪が好きと言いながら実は寒いのは苦手なんて人にもオススメです。
パンプスとか革靴以外なら、雪靴じゃなくて普通の履いてる靴で安全に歩くことが出来るので、少し厚着して行くくらいで歩いて楽しめます。
気軽にちょっと行って見ようなんて人にもオススメです。
滞在時間
バスが到着したのが11時で、次のバスの出発時刻12時30分まで1時間半の滞在でした。
まだ開通したばかりで除雪作業が途中だったので、行けるところまで歩き戻って来て40分位でした。
残った時間は、位ヶ原山荘から少し反対に歩き、眼下のパノラマを少し眺めました。
その後山荘でおでんやたい焼きなど、軽食をいただいているうちにバスの乗車時間になりました。
費用
観光センター前からバスの往復が2,500円でした。
アピールポイント
雪のある国に住んでいる以上は、一度行ってみたい雪の回廊。
それを歩いて通れるなんて本当にレアな体験が出来ちゃうんですね。
普通の冬の服装くらいで、全然寒さのストレスもないのもいいですね。
シンプルなランプと、ウッディーなインテリアの山荘内の雰囲気も魅力的ですよ。
ここでたい焼きって、何か日本の山って感じでピッタリです。
雪の回廊を運動靴で歩いて楽しむ
本当にこんな服装と靴で大丈夫なのか、と観光センターの案内所で聞いたところ、「みんな、そんな格好で行っていますよ」とのことだったので安心して春山バスに乗りました。
途中、国設の乗鞍スキー場で停車しました。
リフトは止まっていましたが、自分の足で頑張って登って春スキーを楽しんでいる人たちがチラホラ見えました。
スキーを滑っている人よりも、登っている人の方が多かったのでちょっと大変そうだなと思いました。
この時期のバスの終点の位ヶ原山荘は雪の回廊、乗鞍エコーラインの出発点です。
スタート地点の辺りはきれいに除雪してあって、白壁を眺めながら歩きました。
暫く行くと、足が雪にズボズボはまってきて、足元を見ながら歩くことになりました。
結局滑って転んでしまいました。
見上げた空は曇りで真っ白、後ろを振り返ると白壁の白、尻の下の雪の白、白白白で目がチカチカしてきました。
こんなに白に囲まれて座っている自分。
すっころんだことにすら感謝しました。
生まれて初めての白白白の体験でした。
もう少し進むと、曇っていた空が突然明るくなって、眩しさをこらえて目を上げると、雲の間から太陽の光と青空が降り注ぎ、白の世界を輝かせました。
まさにここはこの世の中なのだろうかと疑うほどの、青と白のコラボレーションが演出する至極の体験でした。
ずっと曇っていたからかえってよかったのかもと思います。
まとめ
いかがでしたか?
雪の回廊、そして眼下に広がるパノラマ。
ちょっと曇っている日でも十分楽しめますよ。
晴れていたら相当目が眩しくなるだろうなと思います。
スキー、スノボーをしない場合だと、雪を楽しむ機会はグッと減ると思うのですが、この春ならではの楽しみ方は、ちょっと転ぶくらいで安全にお年寄りから小さい子どもまで誰でも気軽できるので、ぜひ一度行って見てください。
※この記事は2019年5月に行った際の体験談です。(50代前半/女性)