信州・戸隠への旅。
奥社や中社などの神社巡り、名物のお蕎麦を頂くのはお約束ですが、この日は隠れた絶景「鏡池」に足を運んでみました。
標高1,200mにある碧く小さな湖は、戸隠連邦を背景に静謐な姿をみせていました☆
目次
概要
名称
戸隠高原「鏡池」
所在地
長野県長野市戸隠
アクセス
<公共交通の場合>
・JR長野駅から「戸隠奥社」行きバス約50分
「鏡池入り口」下車
ハイキングコースを歩いて2km
・「戸隠奥社」からハイキングコースを歩いて500m。
・「戸隠中社」「戸隠奥社」など各バス停から「鏡池」行きシャトルバスに乗る。
<マイカーの場合>
上信越自動車道「長野」インターで降り、バードライン経由で50kmほど。
こんな人にオススメ
神秘的な山岳と、碧い水をたたえる湖の風景に出会いたいロマンチストやカップルに。
滞在時間
15分~1時間。
湖を一望する高台にガレット(そば粉のクレープ)を提供するカフェ「どんぐりはうす」があり、こちらでひと休みやランチをするともう少し長くなるかもしれません。
費用
「鏡池」への入場料はなし。
駐車料金もなし。
ただし駐車台数が少ないため、早い者勝ちになります。
アピールポイント
標高1,200mに位置する山岳地帯。
険しい岩肌の戸隠連邦を背景に、碧く神秘的な姿をみせる「鏡池」が印象的でした。
かつては登山者だけが楽しんだ絶景のすぐ傍まで公共交通機関で行けるとは♪
贅沢な非日常感を味わいました。
戸隠連邦と「鏡池」残雪と山桜の花の対照が素敵な春の風景
「鏡池入り口」から2km歩いて、「鏡池」にたどり着きました。
こじんまりとした湖ですが、戸隠山の厳かな姿や水の中の立ち木などが「絵になる」として、カメラ愛好家には格好のスポットになっているとか。
戸隠といえば「奥社」「中社」などの神社巡りがおなじみですね。
もう一つの名物『戸隠蕎麦』は、平安時代から霊山として知られた戸隠山に集まった修験者たちの携行食から発展したもの。
どちらも長い歴史の中で人々が作り出した文化といえますが、そんな“人間くさいもの”に浸った後は、森の中にひっそり静まりかえる「鏡池」を眺めたい、と思っていました。
ただ、この日はお昼をお蕎麦屋さんに予約していたため、午前中に「鏡池」に立ち寄ることになりました。
それがよかったのか、人出はそれほど多くなかったです。
標高1,200mの高原に位置するだけに、この日の気温は10℃に満たず、かなり肌寒かったです。
夫がカーディガンを着せかけてくれ、ひさびさにロマンチックな気分に。
恋人同士なら、戸隠の“神々効果”もあいまって、よりふたりの間が深まるかもしれません。
すみません、脱線しました・・・。
湖畔から少し上った場所にカフェ「どんぐりはうす」があります。
そば粉のクレープ「ガレット」や、戸隠の水で淹れたコーヒーがおいしかった!
木立越しに湖を一望するテラス席もあります。
ちょっとしたお土産も手に入りますよ。
夏はバーベキュースペースもオープンするそう。
静かな森の中が、少しばかり賑やかになるんですね。
まとめ
足に自信がある方は、ぜひハイキングコースでアクセスしてみて!
5月といえども高原の春は遅く、出会えた高原植物は少なめでしたが、それでも小さな沢の脇にミズバショウを見つけた時は嬉しかったです。
日本有数の野鳥の宝庫だけに、鳥のさえずりの交響楽が美しく響いていました。
ハイキングコースいえども2kmの山道を歩きましたが、その分「鏡池」へ来た喜びもひとしおでした☆
※この記事は2018年5月に行った際の体験談です。(60代後半/女性)