【京都】陶板で再現されたあの名画たち!珍しい屋外美術館、名画の庭

京都市左京区に位置する屋外美術館、陶板名画の庭。
SNSを通じて徐々に人気が出てきており、京都の新名所となっています。
今回はそんな陶板名画の庭をご紹介したいと思います。

概要

名称

京都府立 陶板名画の庭

京都府、京都府立陶板名画の庭の入口

所在地

〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町
(京都府立植物園北山門出口東隣)

アクセス

地下鉄烏丸線 北山駅3番出口からすぐ
京都市営バス「北山駅前」下車、徒歩5分

こんな人にオススメ

芸術やアートに興味がある方におすすめスポットです。
写真撮影が可能な屋外美術館なので、フォトジェニックな写真が撮れるとあって、若い女性を中心に話題になっています。
しかしそれほど混雑はなく、1人でも気軽に立ち寄りやすい観光地となっています。

滞在時間

園内はそれほど広くはありません。
ゆっくり見てまわって写真を撮るなどしても、1時間もかからないと思います。
周辺は京都コンサートホールや京都府立京都学・歴彩館など文化施設が多く立ち並ぶエリアとなっています。
そのため周辺にある他のスポットと併せて観光されることをおすすめします。

費用

入園料:
一般 100円
小中学生は無料

植物園との共通券:
一般  250円
高校生 200円

アピールポイント

陶板名画の庭は世界で初めての絵画庭園となっています。
直線的に広がる打ちっぱなしのコンクリートが特徴的な建物は、日本が誇る建築家・安藤忠雄氏によって建築されたものです。
順路は示されているので迷うことはありませんが、デッキが複雑に重なり合っていて、まるで異世界に足を踏み入れたかのような不思議な空間が広がっています。
最近できた新しい施設かと思いきや、開館したのは1994年と、20年以上前だということに少し驚きました。
じわじわと人気が出てきており、京都観光の新名所となりつつあります。
しかし、まだまだ穴場のスポットで人混みが苦手な方にオススメの場所です。

絵画とは違った魅力

名画の庭では数々の名画が陶板画で展示されています。
陶板画とは、陶器の板に図柄を転写し焼成したものです。
紙やキャンバスと違い変色・腐敗が起こりにくく、野外でも長期保存可能なのが特徴となっています。
受付を済ませて、いよいよ名画の旅の始まりです。

まずはモネが晩年に没頭した「睡蓮・朝」が出迎えてくれます。
入ってすぐのところに展示されているので、危うく素通りしてしまうところでした。

睡蓮は水の中という珍しい方法で展示されています。
陶板ならではですね。
ほぼ原寸大のサイズで、池の中に実際に花が咲いているようでした。

そのまま順路に沿って歩みを進めていくと、およそ2倍の大きさに拡大された「鳥獣人物戯画」が壁に展示されています。
大きいので細やかなところまでゆっくりと見ることが出来ます。

そしてスロープを下っていくとミケランジェロ作「最後の審判」が。

京都府、京都府立陶板名画の庭にある最後の審判

この施設の一番の目玉となっており、陶板では1990年当時の状態のものを原寸大のサイズで再現されています。
迫力満点で圧倒されます。

言わずと知れた名画、レオナルド・ダ・ ヴィンチ作「最後の晩餐」もほぼ原寸大のサイズで展示されています。
回廊式でどこからでも鑑賞できるようになっているので、様々な視点で楽しめます。
また、屋外ということで天気によって陶板画の表情が変わるのも魅力の一つです。
いつもとは違う屋外美術館で絵画を鑑賞することができ面白かったです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
屋外や水中に展示できるのは陶板ならではです。
入園料は100円と破格の安さなので、気軽に立ち寄りやすいのもポイント。
すぐ隣には京都府立植物園があり、セットで入園できる少しお得な共通券も販売されているので、皆さん是非観光に訪れてみてくださいね!

※この記事は2020年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)