京都東山区に位置する青蓮院門跡。
天台宗の京都五箇室門跡寺院の一つにも数えられています。
今回はそんな青蓮院門跡の魅力や見どころをご紹介していきたいと思います。
概要
名称
天台宗 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
所在地
〒605-0035 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
アクセス
京都市営バス
「神宮道」下車 徒歩3分
地下鉄東西線
東山駅から徒歩5分
こんな人にオススメ
歴史が感じられる場所でゆっくりと観光したい方におすすめの場所です。
また、現代アートとモダンな組み合わせがなされた襖絵も見どころの一つとなっており、芸術に興味がある方にもおすすめのスポットです。
滞在時間
敷地内は思っていたよりも広く、見どころがたくさんあったので、散策するだけでも30分程度かかるでしょう。
ゆっくり見てまわるのであれば1時間は必要になってくると思います。
実際に私が訪れたときも、庭園を眺めながら縁側でまったり過ごされている方が多くいらっしゃいました。
費用
拝観料:
大人 500円
中高生 400円
小学生 200円
アピールポイント
青蓮院は、京都市東山区粟田口に位置する天台宗の寺院です。
青蓮院門跡とも称されています。
門跡とは寺格の一つであり、皇族・貴族が住職をつとめる寺院のことを指します。
創建は久安6年(1150年)と長い歴史を持っており、三千院・妙法院と共に天台宗の三門跡寺院とされているんです。
約1万坪という広大な敷地を持ち、国宝・青不動明王(大日如来の化身)をはじめとする多くの寺宝が所蔵されています。
浄土真宗の宗祖とされる親鸞は青蓮院で出家しており、親鸞が植えたと伝わる境内にあるクスノキは京都の天然記念物に指定されています。
周辺には知恩院や粟田神社があり観光におすすめのスポットです。
フォトジェニックなお寺として話題
青蓮院門跡の見どころの一つとして華頂殿の襖絵が挙げられます。
鮮やかな青をメインに蓮の花が描かれた襖絵は、まさに青蓮院にピッタリのデザインとなっています。
一間ごと異なるデザインで「青の幻想」「極楽浄土」「生命賛歌」の3部構成で描かれた襖絵は、レトロモダンと現代アートの融合で生み出された作品です。
躍動感に溢れた斬新な襖絵は見とれるほどの美しさでした。
施設内は写真撮影が可能なので、SNSを通じてフォトジェニックなお寺と注目を集めています。
襖の上部には百人一首の歌と絵が飾られていて、それらと合わせて写真を撮られる方が多かったです。
この襖絵は2005年に壁画絵師・Ki-Yan(キーヤン)によって描かれたものです。
Ki-Yanとは、キャンバスではなく「壁」を創作の舞台とし、鮮やかな色彩とダイナミックさが特徴の作品を数多く手掛けている壁画絵師です。
意識をして見てみると、青蓮院以外にも京都の街でKi-Yanの作品を見かけることが多いと思います。
しかしただ眺めるだけでなく、Ki-Yanがデザインを手掛けたTシャツや小物などを購入できるショップ「Ki-Yan Stuzio」が青蓮院から徒歩約10分の場所にあります。
青蓮院に訪れた際は是非そちらにも立ち寄ってみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実はこの青蓮院、春と秋限定で夜の特別拝観・ライトアップも行われているんです。
室町時代に作庭された庭園が青い光に包まれ、より一層美しい庭園へと変身。
昼間とは違った表情を楽しむことができ、幻想的なライトアップはデートにもおすすめです。
ライトアップが行われる時期には桜や紅葉も楽しむことができるので、この時期に訪れるのがおすすめです。
皆さんも一度訪れてみてくださいね!
※この記事は2020年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)