晴明神社とはその名の通り、平安時代に活躍したもっとも有名な陰陽師である安倍晴明を祀っている神社です。
特に小説や映画などで陰陽師の人気に火がついてからは、参拝に訪れる方が後を絶ちません。
今回はそんな晴明神社をご紹介していきたいと思います。
概要
名称
晴明神社
所在地
〒602-8222 京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)
アクセス
市バス「一条戻橋・晴明神社前」下車すぐ
地下鉄烏丸線 今出川駅4番出口から徒歩約12分
京都駅よりタクシーで約20分
こんな人にオススメ
魔除けや厄除けのご利益がある神社ですが、日本で最も著名な陰陽師・安倍晴明が祀られていることから、陰陽師ファンであれば一度は訪れてみたいスポットだと思います。
また、フィギュア スケートの羽生結弦選手が平昌オリンピック前にお参りされたことでも有名です。
観光客がひっきりなしに訪れる人気の神社となっています。
滞在時間
住宅街にひっそりと佇み、境内はこじんまりとしていますが、パワーを感じることができる神秘的なスポットとなっています。
参拝した後に散策しても、30分程度あれば十分楽しめると思います。
費用
境内無料で楽しめます。
アピールポイント
現代よりも圧倒的に情報量が少なかった平安時代、天文学などの知識を活かしながら世の平和を守ってきた陰陽師。
晴明神社は、陰陽師の中でも最も有名な安倍晴明を祀っている神社です。
安倍晴明は朱雀帝から村上、冷泉、円融、花山、一条の6代もの天皇の側近として仕えていたことから、朝廷からも厚い信頼を受けていたことが分かります。
唐の密教に天文学や陰陽の思想を合わせた「日本独自の陰陽道」を確立した人物とされ、この時に生み出された暦術や占法が現代にまで受け継がれているのです。
85歳でその生涯を閉じますが、この世を去るまで天皇や貴族、庶民に至るまでその悩みに寄り添い、陰陽道の普及に励んだとされています。
一条天皇はこのような晴明の偉業を讃え、晴明が亡くなった2年後の寛弘4年(1007年)、住居跡地に晴明神社を創建されました。
現代では安倍晴明を主人公とした映画や漫画の人気を受け、全国から参拝者が訪れる神社となっています。
陰陽師の世界観溢れる境内
他の神社とは一味違う境内になっており、見どころ満載でした。
まず注目して頂きたいのは鳥居です。
鳥居には神社名や祀られている神様の名前が掲げられているのが一般的ですが、晴明神社の一の鳥居には「五芒星」とも呼ばれる晴明桔梗が掲げられています。
この晴明桔梗とは陰陽道の基本概念である陰陽五行説(木・火・土・金・水)の働きを表したものであり、魔除けの呪符の一つです。
このような社紋が掲げられている鳥居は、全国的にも珍しいと言えます。
境内を進み中央に本殿が位置していますが、その左手には安倍晴明の像が置かれています。
この像は晴明神社が所蔵している肖像画をもとに造られたもので、天体観測をしている様子を表しているとのことです。
そして本殿の右側には厄除桃という桃の像があります。
桃は古来の中国では厄除けの果物とされおり、日本昔話でお馴染みの「桃太郎」もこれに由来するものらしいです。
この厄除け桃の像を撫でると、自身の厄を取り払うことが出来るとのことで、もちろん私も撫でてきました!
また、手水舎の脇には、晴明が念力により湧出させた「晴明井」という井戸があります。
水が湧き出ている方角はその年の恵方を向いており、病気平癒のご利益があるとされています。
毎年立春に向きを変えているそうですよ!
まとめ
いかかでしたでしょうか?
晴明神社の参道脇には日月柱と呼ばれる石柱が建っています。
南に「日」、北に「月」とまさに陰陽を表しており、晴明神社らしい建造物と言えます。
他の神社では味わうことのできない独特の雰囲気が漂っている晴明神社、是非みなさんもお参りしてみてくださいね!
※この記事は2021年2月に行った際の体験談です。(20代後半/女性)