建仁寺とは、四条通から祇園のメインストリートとも呼ばれる花見小路通を歩いて行くと辿り着く、アクセスしやすいお寺です。
文化財を多く保有しており、観光にも人気の建仁寺を今回はご紹介したいと思います。
概要
名称
建仁寺(けんにんじ)
所在地
〒605-0811 京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
アクセス
京阪本線
祇園四条駅から徒歩7分
阪急京都線
河原町駅から徒歩10分
京都市バス
「東山安井」バス停から徒歩5分
JR京都駅からタクシーで約10分
こんな人にオススメ
比較的人が少ないので、人混みが苦手な方におすすめのスポットです。
穏やかな時間が流れる静かなお寺でした。
座禅&写経ができる禅寺体験も行われています。
無料・予約なしで体験可能となっているので、禅寺体験に興味がある方にもおすすめですよ!
滞在時間
境内は無料エリアと有料エリアに分かれています。
無料エリアを散策するのであれば30分あれば十分楽しめます。
国宝が展示されている有料エリアは見どころが多いため、1時間は必要になってくると思います。
費用
法堂・本坊拝観料:
一般 600円
中高生 300円
小学生 200円
小学生未満のお子様は無料
法堂・本坊以外は無料で楽しめます。(境内自由)
アピールポイント
建仁寺は1202年(建仁2年)、栄西禅師によって建立した禅寺です。
寺名は当時の年号が由来になっています。
創建された頃は天台・密教・禅の三宗兼学の道場でしたが、正元元年 (1259年)に蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入寺してからは、純粋に臨済禅の道場となりました。
京都五山の第3位に列せられていて、高台寺や法観寺は建仁寺の末寺にあたります。
応仁の乱や火災に巻き込まれ、創建当時の建物は残っておらず、現在の建物は再建されたものとなっています。
地元の方からは「けんねんさん」という愛称で親しまれています。
国宝なのに写真撮り放題!?
建仁寺は多くの文化財を所有しており、見どころが盛り沢山となっています。
有料エリアである本坊に入ってすぐのところにあるのが、絵師・俵屋宗達によって描かれた国宝、風神雷神図屏風です。
薄暗い場所に展示されていたにも関わらず、黄金に輝いていました。
他にも画家・海北友松(かいほうゆうしょう)によって描かれた雲竜図など、文化財をたくさん拝見することが出来ます。
中でも一番の見どころとなっているのが、法堂の天井に描かれた双竜図です。
この双竜図は建仁寺の建立800年を記念して、小泉淳作によって描かれたものです。
完成までに2年かかったという双竜図は、108畳もの広さがある天井に水墨画で描かれており、圧巻の一言です。
その迫力に圧倒されてしまいました。
水を司る神である竜を天井に描くことによって、火災から建物を守るという意味合いがあるそうです。
そのため天井に竜が描かれたお寺は他にもあるのですが、2匹の竜が描かれているのは建仁寺のみなんですよ!
寺院の堂内は撮影禁止となっていることが多いですが、建仁寺では写経道場内以外の全てが写真撮影可能スポットなんです。
というのも実は、建仁寺に展示されているものは、本物と見紛うほど精巧に再現されたデジタル複製画、いわゆるレプリカが多いんです。
肉眼で見られるだけでなく、写真に収めることが出来る珍しいお寺なので、訪れた際は記念に撮影されることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
建仁寺は庭園も見どころの一つとなっています。
縁側に座って庭園を眺めていると、不思議とそれだけで心が安まります。
秋には紅葉を楽しむことが出来るので訪れるのにおすすめのシーズンですよ!
※この記事は2020年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)