かつて1100年近く続いた平安京。
その長きに渡って栄えた都を後世に伝えるため、平安神宮は創建されました。
今回はそんな平安神宮をご紹介していきたいと思います。
概要
名称
平安神宮
所在地
〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス
京都市営バス
「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 徒歩5分
地下鉄東西線
東山駅1番出口から徒歩10分
京阪鴨東線
三条駅から徒歩15分
名神高速道路
「京都東IC」から約20分
こんな人にオススメ
戦後「神前婚」が流行り、平安神宮で多くのカップルが結ばれたことから縁結びのパワースポットとしても有名です。
ただ単に恋愛成就という意味合いだけではなく、企業と就活生の縁を結ぶご利益があるともいわれているため、就活生にもおすすめのスポットです。
滞在時間
参拝するだけであれば30分程度で十分楽しめます。
しかし社殿の背後には約1万坪という広大な日本庭園が広がっています。
平安神宮の神苑は、国の名勝にも指定されており見どころの一つでもあります。
庭園も併せて散策されるのであれば、1時間は必要になってくると思います。
費用
神苑拝観料:
大人 600円
小人 300円
アピールポイント
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して明治28年(1895年)に創建された比較的新しい神社です。
創建当初、御祭神は第50代桓武天皇だけでした。
その後、皇紀2600年にあたる昭和15年(1940年)に平安京で過ごした最後の天皇、121代孝明天皇が御祭神に加えられました。
皇室とゆかりが深く、規模の大きな神社であることから「神宮」という最上位の社号がつけられています。
この平安神宮は、京都復興のシンボルとしても親しまれています。
明治維新により都が京都から東京へ遷されたことは、当時の人々の心に大きな打撃を与えました。
その状況下で、人々は古き良き京都の維持継承の為に力を注ぎ、平安神宮創建までに至ったのです。
平安京の大きさに驚き!
平安神宮といえば鮮やかな朱塗りが社殿が印象的です。
桓武天皇が開かれた当時の平安京の正庁を再現しており、1200年前の京の都を体感することが出来ます。
しかし、当時の約8分の5の大きさに縮小して再現されているとのこと。
この再現されたものでも十分大きく広いと感じたのですが、当時の都の大きさはこれの約2倍ほどあったということですから驚きです。
通常、神社の入口といえば鳥居ですが、平安神宮創建当時は鳥居がなく、応天門が入口でした。
現在、神宮通りに位置する大鳥居は昭和4年(1928年)に建設されたものです。
高さ24メートル、幅18メートルと国内最大級の大きさを誇ります。
大鳥居からは応天門を一直線に見通すことができます。
参拝は事実上の入口である応天門をくぐるところからスタートするのですが、実はこの応天門はある諺の語源にもなっているんです。
応天門の上部には「應天門」と書かれた額が掲げられているのですが、かつての平安京に掲げられていた扁額は書の達人ともいわれた弘法大師が書いたものでした。
しかし「應」の文字の点を一つ書き忘れており、下から筆を投げ見事に点を付け加えたと言い伝えられています。
「弘法も筆のあやまり」という諺は、この言い伝えが語源とされているそうですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
平安神宮は、京都の神社の中でも比較的歴史は浅いながらも、ご利益があるパワースポットとして人気の観光名所です。
風水において好立地とされる四神相応の考え方に基づき、中央に平安神宮が建てられているので、北の上賀茂神社・西の松尾大 社・東の八坂神社・南の城南宮と併せて京都五社巡りされるのもおすすめですよ!
※この記事は2020年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)