観光地が沢山ある湘南・江ノ島。
今回は、江ノ島駅からわずか徒歩3分のところにある日蓮宗の有名なお寺を御紹介したいと思います。
概要
名称
龍口寺(りゅうこうじ)
所在地
神奈川県藤沢市片瀬1-13-37
アクセス
江ノ島電鉄「江ノ島駅」か湘南モノレール「湘南江ノ島駅」から徒歩3分。
こんな人におススメ
日蓮上人や日蓮宗の歴史に興味のある方には是非お勧めです。
また、これらのことに興味のない方でも、五重塔や見ごたえのある本堂やその内部の彫り物に興味のある方にはお勧めです。
老若男女、団体や個人問わず誰でも楽しめます。
滞在時間
境内は本堂裏の山の方まであるので、もし全て見て回るのでしたら2時間くらいは必要かもしれません。
費用
このお寺は拝観料はとっていないので無料です。
アピールポイント
江ノ島駅から徒歩3分という場所にありながら、あまり観光客に知られていないようなので静かな境内を独り占めできました。
処刑場跡地に建ったお寺ということもあり、山門や本堂は地味な色でした。
しかも、私が訪問した時は珍しく雪が積もっていたので、境内には人っ子一人いませんでした。
その為、境内に積もった雪はとても綺麗で、思わず写真を撮ってしまいました。
写真は、山門付近から本堂・五重塔を撮影したものです。
幻想的な光景はまるで仏様の世界のよう
綺麗な彫刻のある山門をくぐり本堂に入ると、堂内は境内とは違い豪華絢爛な金色の装飾品で飾られていました。
天井や欄間のような所の龍の彫刻は素晴らしいものでした。
また、残念ながら堂内は撮影禁止でしたが、私は記念に御朱印を頂いてきました。
本堂を出ると、今度は山門の方を向いて写真を撮りました。
写真の左端に見えるのは書院で、法事や何かの行事の際に開放されるとのことでした。
その後私は、せっかくなので裏の山を登ってみました。
山の階段は意外と急で、しかも雪が積もっていたので滑りやすく危険でした。
それでも私は、時間をかけて登っていき、突き当りに七面堂というお堂がありました。
そこにある説明文によると、法華経を守護する女性の神様が祀られているとのことでしたが、中には入れませんでした。
それにしても、なぜお寺に神様が?と思ってしまいました。
疑問を抱きながら七面堂から更に左の方に登っていくと、白い塔が見えてきました。
お釈迦様の骨の一部が入っているというその塔は、インドのタージマハルのような造りでした。
そこからは、江ノ島方面が一望できるようになっていました。
方角的に、天気が良ければ富士山も見えそうでしたが、生憎雪に覆われた町しか見えませんでした。
七面堂へ戻り、そこから今度は右へ進んでみました。
途中にお墓を通り越して、道はくねくねと蛇行しながら徐々に下っていきました。
そして、本堂の屋根が見えてきた時、最初に写真におさめた五重塔が突然姿をあらわしました。
木造の五重塔は堂々たる造りで、お参りしている人を歓迎しているようにも、お寺全体を守護しているようにも見えました。
さらに下ると、目の前に鐘つき堂が見えてきました。
なんと、そこの鐘は誰でもつけるとのことで、早速私も一回つかせてもらいました。
美しい鐘の音を聞いて、清浄な気持ちになったところで龍口寺を出ました。
まとめ
私は、普段殆ど見る事の出来ない銀世界の龍口寺を、誰も観光客のいない状況で楽しむことが出来てラッキーでした。
ただ、勿論雪のない時期に参拝しても、私が味わえなかった感動や発見に巡り合えることでしょう。
※この記事は、2013年1月に行った際の体験談です。(30代前半/男性)