エメラルドグリーンの海に囲まれた与論島。サンゴ礁が隆起してできたこの島には、今も多くのサンゴ礁と熱帯魚が育ち、ダイビングやシュノーケリングをする人々を楽しませてくれます。周囲23kmの小さな島ですが、南国らしい木々や花々も咲き誇り、何度訪れても、また行きたくなる島です。
目次
概要
名称
与論島
所在地
鹿児島県大島郡与論町
アクセス
《船の場合》
【鹿児島から向かう場合】
鹿児島からは、鹿児島新港発のフェリーが利用できます。
マルエーフェリー、マリックスラインが毎日交互に運航しています。
鹿児島新港~与論港 約20時間。
【沖縄から向かう場合】
沖縄からは、那覇港発もしくは本部港発のフェリーが利用できます。
マルエーフェリー、マリックスラインが毎日交互に運航しています。
(鹿児島航路)
那覇港~与論港 約4時間50分
本部港~与論港 約2時間30分
(阪神航路)
那覇港~与論港 約4時間
《飛行機の場合》
【鹿児島から向かう場合】
鹿児島空港 − 与論空港 約1時間15分。日本エアコミューター(JAC)
奄美空港 – 与論空港 約45分。日本エアコミューター(JAC)
【沖縄から向かう場合】
那覇空港 – 与論空港 約40分。琉球エアコミューター(RAC)
こんな人にオススメ
与論島は海好きにとっての楽園のような島です。
年齢、性別というより、きれいな海を眺めて感動したい人にオススメの島です。
夏はリゾート地のような雰囲気になりますが、秋、春は穏やかな島になるので、リフレッシュを目的とした一人旅にもオススメです。
滞在時間
最低で1泊2日は欲しいところです。
マリンスポーツを行う場合は2泊3日以上あったほうがゆっくりと楽しめると思います。
費用
利用する施設、購入するものによります。
アピールポイント
与論島は、海の美しさが素晴らしい島です。
海の色や雄大さは日本とは思えない風景で、マリンスポーツを楽しむ人だけでなく、極上の景色を眺めながら、日常とは別世界の様な時間を過ごすことができます。
もちろん南国の食べ物もいっぱいあるので、心もお腹も満たされる楽園です。
与論島は透きとおった海が自慢
旅行に行き、到着した瞬間に感動した観光スポットがいくつかあります。
この与論島もまさにそんな島の一つです。
港についた船からふと外を眺めると、濃淡のある透き通ったエメラルドグリーンの海が広がり、リーフ(サンゴ礁が海中で隆起したもの。魚が多く住みつく)が島を囲うように見えます。
日本にもこんな風景があるんだ!?と、衝撃を感じるほどの海の綺麗さです。
与論島は鹿児島から南へ約563km、沖縄本島の北約23kmに位置する島です。
鹿児島県ですが、位置としては沖縄から近く、私が行った時も沖縄からフェリーで向かいました。
昭和47年頃から常夏のリゾート地として知名度が広がり、一大観光ブームが訪れたようです。
現在、ブームは落ち着いたようですが、かつての盛り上がりの名残に加え、こだわりのお店や施設もオープンするなど、南国の派手さとは違った穏やかな雰囲気となっています。
与論島の魅力は何より海でしょう。
島中、どこの海を写真に撮っても、驚くほどの透明度で、感動的な写真を撮ることができます。
白い砂浜が広がり、海水浴、シュノーケリング、ダイビングに適した海岸がいくつもあります。
レンタサイクルやレンタル原付を借りて、いくつもの海岸をはしごしてシュノーケリングを楽しみましたが、どの海岸も大満足の体験となりました。
シュノーケリングの合間に、海を眺めながら砂浜で寝そべることが最高の時間で、心の底からリラックスすることができました。
海を楽しむスポットを二つご紹介します。
一つは「百合ヶ浜」。
春から夏の間の大潮の干潮時にだけ姿を現す、幻の白い砂浜です。
白い砂浜と限りなく淡いブルーのコントラストが美しく、与論島の中でも人気スポットとなっています。
「大金久海岸」より渡し船が出ているので、うまく気象条件が合えば、そちらから向かうことができます。
もう一つは「ウドノスビーチ」です。
与論島の中心街の「茶花市街地」からほど近いビーチですが、海の透明度が高くシュノーケリングをすれば、多くの魚と戯れることもできます。
砂浜も広く、海もとても穏やかで、何より西向きなので、夕暮れ時には、大海原に沈む夕日をずっと眺めていることができます。
何日か滞在しましたが、夕暮れ時にはバイクを飛ばして毎回訪れた、お気に入りスポットでした。
ここで海の中についてもご紹介しますね。
与論島はサンゴ礁が隆起してできた島ということもあり、海中も複雑な地形をします。
そのため、ダイナミックな地形を楽しむことができるスポットや、サンゴ礁が集まりカラフルな魚たちと出会えるスポットがあります。
危ないポイントは現地でもらえる地図にも記載されているので、参考にしてマリンスポーツを楽しんでください。
与論島のめがねとグルメの楽しみ方
海以外に楽しめるスポットも、おしゃれなカフェ、鍾乳洞、資料館、民族村などバリエーションに富んでいます。
本土と沖縄の間で揺れ動いた歴史を持つ島でもあるので、歴史好きの方はそちらを探索されても面白いかもしれません。
その中からぜひご紹介したいのが、「めがね」です!
何のことかわからないかもしれませんが、実は与論島は小林聡美さん主演の『めがね』という映画の撮影が行われた島です。
作中で島の風景が随所に見られ、映画を見てから島に向かうと、「ここはあの場面だ」と発見することができ、島巡りの楽しみ方が広がるかもしれませんね。
最後にグルメの紹介です!
もちろん海の幸や、お酒文化、南国フルーツなどオススメの一品は色々ありますが、その中で一番美味しかったのが、「島の駅 くるまどう」さんの紅芋かき氷です。
素朴な甘さがあり、暑い時期には身体に染み渡る一品でした。黒糖工場に併設されたお土産屋さんなので、お土産も一緒に見ることもできますよ!
まとめ
海好きの方には、一度は行っていただきたい与論島。
そうでない方も、一度行ったら海が好きなる島、与論島。
そんなことを言いたくなるほど、感動的な景色を楽しむことができます。
大きな自然に包まれて、心の底から癒される島旅が待っていますよ。
ぜひ、一度訪れてみてください。
※この記事は2017年8月に行った際の体験談です。(30代前半/男性)