世界遺産・姫路城の隣に位置する姫路護國神社。
多くの観光客で賑わう大通り添いに面していますが、鳥居をくぐるとそこは静寂につつまれ厳かな雰囲気が漂っています。
今回はそんな姫路護國神社をご紹介していきたいと思います。
概要
名称
兵庫縣姫路護國神社
所在地
〒670-0012 兵庫県姫路市本町118
アクセス
神姫バス乗車「大手門前」下車徒歩5分
JR姫路駅、または山陽姫路駅から徒歩20分
こんな人にオススメ
主要観光地である姫路城の隣に位置しているのでお城を見た後、散歩がてら訪れるのにうってつけのスポットです。
神社仏閣巡りがお好きな方や、御朱印を集めている方にもおすすめですね。
家内安全や商売繁盛などのご祈祷も執り行われています。
滞在時間
広い境内に立派な社殿が鎮座しています。
参拝も含め、30~40分程度あれば十分じっくり散策できると思います。
周辺には姫路城をはじめ、お土産屋さんや飲食店が多数ありますのでそれらと併せて観光されることをおすすめします。
費用
境内無料で楽しめます。
アピールポイント
護國神社とは国家のために殉難した人の霊(英霊)を祀るための神社であり、こちらでは明治以降の兵庫県西部(播州・但馬地区)出身の戦没者、五万六千九百八十八柱命が祀られています。
1938年(昭和13年)に竣工した比較的新しい神社で、翌1939年(昭和14年)に内務大臣指定護國神社となりました。
原則として指定護國神社は1府県1社とされていますが、兵庫県では姫路護國神社を含め2社指定されています。
もう1社は兵庫縣神戸護國神社で、こちらでは兵庫県東部(丹波・摂津・淡路)出身の戦没者が祀られています。
戦後一時期、姫路城の別名「白鷺城」にちなんで「白鷺宮」と称されており、1954年(昭和29年)に復称しましたが現在でも通称として用いられています。
新年の恒例行事、新年万灯祭
姫路護國神社では毎年お正月(1月1日~10日)に「新年万灯祭」が開催されています。
約2000個の提灯が灯されることによって御霊を慰め、その年の一年の無事をお祈りするというものです。
1978年(昭和53年)から続いている恒例行事となっています。
年末になると境内にはずらりと提灯が取り付けられ、1月1日の0時に一斉に灯されます。
この提灯は護國神社に祀られている戦没者の遺族や企業によって奉納されたもので、提灯には英霊(戦没者)の名前が書かれています。
一般の方でも献灯することが可能です。
今まで写真では何度か拝見したことがあったのですが、実際に訪れるのは今回が初めてでした。
昼間に一度足を運びその圧巻の光景に驚きましたが、やはりおすすめなのは夜です。
境内を覆いつくすほどの提灯が灯す穏やかな灯に、辺りは厳かな雰囲気に包まれていました。
参拝される方ももちろんいらっしゃいましたが、この光景を写真におさめようとカメラを持った方がたくさん訪れていました。
日によって武将様や甲冑隊が訪れる時もあり、この日は黒田官兵衛殿が訪れていたので、しばらく撮影会が続いていました!
私は最終日に訪れたので、提灯の点灯時間が午後7時までと割と短めでしたが、この時期は日が暮れるのも早いので午後5時過ぎから楽しめます。
提灯点灯時間は日によって異なりますので、事前に確認してから訪れるようにしてくださいね。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
姫路護國神社は城内の一角に位置するという、大変便利な立地ですから訪れやすいと思います。
私も今日の平和に感謝し、同じ悲劇を繰り返さないようにとお祈りしてまいりました。
境内は凛とした空気で包まれており、身の引き締まる想いでした。
新年に行われる万灯祭が有名ですが、写真を撮る際はくれぐれも参拝客のご迷惑にならないようご注意ください。
※この記事は2021年1月に行った際の体験談です。(20代後半/女性)