うさぎ島と呼ばれ、国内外からたくさんの観光客が訪れる島が瀬戸内海にあるのをご存知ですか?
戦時中は毒ガス兵器を製造していた過去もあり、毒ガス島とも呼ばれています。
陰と陽の側面を持ち合わせる不思議な島の魅力をお伝えします!
目次
概要
名称
大久野島
所在地
広島県竹原市忠海町
アクセス
JR呉線「忠海(ただのうみ)駅」から徒歩5分の忠海港からフェリーで約15分(片道310円)
フェリーは1時間に1~2本出ています。
こんな人にオススメ
ファミリー、友達同士、カップルなど年齢・性別問わずおすすめです!
一人よりも複数人で行って写真を撮りあったり、エサを一緒にあげたりするのが楽しいかもしれません。
滞在時間
ゆっくり歩いて2時間程度で島を一周できます。
費用
無料(フェリー代のみ。)
島内の毒ガス資料館は入場料150円。
アピールポイント
野生のうさぎがたくさん生息している世界でも珍しい島です。
うさぎ好きの方はもちろん、疲れを癒したいという方にもおすすめです。
島に降り立った瞬間から、見たこともない数のうさぎが人懐っこく寄ってきてくれます!
暗い歴史も持っていながら、今はなんとも平和な島へと変貌を遂げた唯一無二のスポットです。
大久野島ってどんなところ?
広島県の忠海港からフェリーで15分程の場所にある大久野島は、瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3kmの小さな島です。
実は戦時中にはこの島で極秘に毒ガス兵器を作っていたため、地図から消されていた時期がありました。
またそれ以前には防衛用の砲台が建てられたこともあるなど、暗い歴史を辿ってきています。
今では900~1000羽のうさぎが生息していると言われています。
なぜここまでたくさんのうさぎが生息するようになったのかは定かではないようですが、化学兵器の実験台として持ち込まれた説、イギリスからの観光客が持ち込んだ説、忠海の小学校から放された説などがあるそうです。
また島唯一の宿泊施設「休暇村」では、日帰りであってもレンタサイクルをしたりご飯を食べたりすることができますよ。
島に着いた瞬間からうさぎたちがお出迎え!
フェリーに乗り、瀬戸内海の美しい景色を見ているとすぐに大久野島に到着します。
桟橋近くにはすでにうさぎがたくさんいて一瞬で癒しの世界です!
餌をあげると、たくさんのうさぎが寄ってきてくれて一気に人気者になれちゃいます!
「休暇村」の前には、特にたくさんのうさぎが見られます。
多くの人が集まるため、エサも豊富という事が分かっているのでしょう。
人懐っこいうさぎはベンチ座った膝の上に乗ってくる事もあります!
うさぎは朝方や夕方など薄明るい(薄暗い)時間帯に最も活発になるそうですので、その時間帯を狙っていくと元気なうさぎたちの様子を見ることができるかもしれません!
また、晩春~初夏ごろは生まれたばかりのうさぎが見られる可能性が高いそうですよ。
島をのんびり一周していくと、道や海辺や山の中や廃墟の近くなどどこにでもうさぎが現れます。
小さいこどものうさぎも発見しました。
かわいくてつい足を止めてしまうため、始めはなかなか進めませんでした・・・。
車の走行が禁止されているため、とても静かで美しい景色が保たれています。
うさぎだけでなく自然にも癒されること間違いなしです!
また、島中に点在している負の遺産の近くにうさぎが佇む様子を見ていると、平和に感謝しなければと感じさせられます。
桟橋の近くにはうさぎの耳の形をしたオブジェがあります。
集音器になっていて、瀬戸内海の海の音など集められた音を聴くことができます。
また、フォトジェニックなのも楽しいですね!
マナー・注意事項がいくつかあります
うさぎはとても繊細です。
また、野生なので病気になったりけがをしたりしてしまうと死活問題になってしまいますので、マナーを守って楽しむことが大切です。
まずうさぎは抱きかかえないこと、そして追いかけないこと。
うさぎ用の野菜やペレット以外は与えないこと、また残ったエサは腐ってしまわないように放置せずに持ち帰ること。
このような情報は公式に出されていますので、調べてみてください。
また注意点として、口元でエサを与えると指をかまれてけがをしてしまう可能性があるため、うさぎの口元近くには指を持っていかないようにしてくださいね。
まとめ
たくさんのうさぎと瀬戸内海の美しい自然に癒される場所でもあり、暗い歴史を受け継ぐ場所でもあります。
唯一無二の魅力を持った小さな島をぜひ散策してみてはいかがでしょうか?
きっと忘れられない思い出になるはずです!
※この記事は2018年3月に行った際の体験談です。(20代後半/女性)