厚木市郊外の愛川町には巨大な宮ヶ瀬ダムがあります。今では神奈川県の有名な観光地のひとつです。かつては中津川の美しい渓谷の観光地でしたが、宮ヶ瀬湖という巨大なダム湖ができて、今では姿変われど山間部の自然豊かな水辺の観光地になっています。ということで、今回は八ッ場ダムについてご紹介します。
概要
名称
八ッ場ダム
所在地
群馬県吾妻郡長野原町与喜屋
アクセス
群馬県の渋川伊香保ICで降りて国道145号線で長いトンネルを抜けた直ぐのところに工事現場の案内所や見学バスの中間発着地があります。
こんな人にオススメ
大型建造物に興味のある方
滞在時間
見学ツアーは40分程度。
費用
見学ツアーの参加費は無料
アピールポイント
建設中のダムが見れます。
ぷらっと見学会
先日、全国的にも有名な温泉地・草津温泉へ向かう途中、現在、盛んに建設工事が行われている吾妻川にかける八ッ場ダムの工事現場を見学しました。既に9割ほど完成しているらしく、完成前のダムの様子に興味を持ったからです。完成後には前述したとおりの宮ヶ瀬ダム同様に観光地化することは間違いなく、それ以前の完成前の様子を確認しておきたかったからです。
八ッ場ダム工事の見学ツアー「ぷらっと見学会」は特に予約などは必要なく、定刻の時間に出発する感じです。受付場所及び集合場所は、国道から大橋を渡った「川原湯湖畔公園駐車場」になります。
見学ツアー時はヘルメットを着用します。ヘルメットには国土交通省のロゴが入っていました。
最初の見学場所までは現地の案内人がから歩きながらダムやダムの建設などについての説明を受けます。
眼下には巨大な工事現場が広がっていて、ダンプなどの往来や重機も激しく動いていて工事の真っ最中であり、急ピッチであることが伺えます。実際急ピッチなようで、24時間体制で工事を行っているそうです。堰堤であるダムの高さは116mだそうです。
その後は「やんば資料館」や八ッ場ダムの展望台でも有る「やんば見放台」からのダム工事を見学します。やんば見放台からは工事や現場の様子がハッキリと見えます。特に、先端に立つとそこは断崖絶壁の真上で足がすくむほどです。無料の双眼鏡もあって、工事の詳しい様子も見れました。
ちなみに、八ッ場ダムは吾妻川中流部に出来るダムで、群馬県内を流れる1級河川の多目的ダムだそうです。完成予定としては一時中断という時を経て延期されて入るものの、来年の2020年度には完成見込みだそうです。完成すれば神奈川県の宮ヶ瀬ダムを除けば関東1都5県の水瓶としては9番目のダムとなる見通しだそうです。ダムの形式は重力式コンクリート式で高さは116m 。ちなみに、冒頭でご紹介した宮ヶ瀬ダムは、同じく重力式コンクリートダムで堤高は156.0 メートルだそうです。
八ッ場ダムもダム湖となって、宮ヶ瀬ダム同様に、周辺地域は一大観光地になることは間違いないでしょう。川原湯という昔からの温泉地も湖底に沈み、今では代替え地としてダム湖畔に新たに建設されていますが、何れにしても有名な川原湯温泉や更には、ここから車で30分ほどのこところには、全国的にも有名な草津温泉やスキー場もあり、観光地の条件としては整いすぎていると言っても過言ではないでしょう。
まとめ
当たり前ですが、ダムの建設現場の見学は建設中にしか体験できないので、その壮大な様子を見に行ってみるのも貴重な体験ができて面白いと思います。
未来の観光地を下見に行ってみてはどうでしょうか。
工事中ということもあり、工事の都合などにより色々変更になることがあるので、最新情報は公式サイトを参照ください。
※この記事は2019年3月に行った際の体験談です。