【岐阜】ファミリーで堪能できる無形文化財「長良川の鵜飼い」

2020年新春に放送開始したNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台となっているのが岐阜県です。
岐阜の地で有名な武将・織田信長を本能寺の変で自害させた男として有名な明智光秀、本ドラマの主人公です。
岐阜県の名所・観光地としてまず挙げられるのが「飛騨・高山」ですが、県庁所在地の岐阜市にも魅力あるスポットがあります。

概要

名称

岐阜市・長良川

所在地

岐阜県岐阜市長良51−2

アクセス

新幹線「名古屋」からJR名古屋駅へ。
名古屋駅から新岐阜駅まで新快速で18分。
岐阜バス・バスターミナル12番乗り場の「高富行」に乗り「長良橋」で下車徒歩1分。

こんな人におススメ

ファミリー、カップル向け

滞在時間

鵜飼いだけなら約1時間半ほど、のんびりなら半日程度。

費用

鵜飼いミュージアム
大人  500円
小学生 250円

鵜飼い観覧
大人  5,000円
小学生 3,000円

アピールポイント

鵜飼い観覧用の船は、川の水面スレスレに目線が来るようにできているんです。
鮎漁をする場所は決まっているのでそこまで移動する時、川の水面を低空飛行しているような感覚になりました。
なかなかのスリルです。
娘もキャキャ言いながら喜んでいました。

漁が始まる合図で2、3発花火が上がります。
観覧客しか見られないので特別感もあります。
鮎漁をしている船の先端で、パッチパッチと火の粉の音が聞こえるくらいの距離で観覧が出来ます。
炎が揺れ幻想的に映し出される鵜匠と、それに操られている鵜の姿は何とも言えず美しいです。
クライマックスでは観覧船は川下に戻り待機します。
待機している場所まで全6船が一斉に移動するので迫力満点です。

おススメは「鵜飼い観覧」

この辺りの風景は長良川と岐阜城が一緒に見られるので美しいんです。
さて、長良川で何をしたらいい?かと言うと・・・。
おススメは「鵜飼い観覧」です。

長良川の鵜飼いを体験する前に娘と伺ったのが「鵜飼いミュージアム」です。
ミュージアムには無料の休憩スペースが設けてあり、寝そべって長良川をぼんやり眺めることもできます。
絶妙な角度で出来ているのが驚きでした。

その奥にあるのが有料のミュージアムです。
巨大な鵜のオブジェや映像で鵜飼いの様子を見る事ができます。

その日、ボランティアの方が鵜匠の自宅を案内するツアーを行っていたので参加しました。
料金は無料です。
実際は自宅の外から鵜が飼われている庭を見学したり、それぞれの家のマークの意味を教えてくれるという内容でした。
娘は熱心にメモを取っていました。

鵜飼いは夏の期間中は1日2回開催

1回目はファミリー、2回目はカップル向け「鵜飼いの楽しみ方」
春先から夏の間、夕暮れ過ぎに開催されるのが長良川の鵜飼いです。

岐阜市で行われている鵜飼いは本来は地味な川漁でしたが、天下人として有名な戦国武将・織田信長が客人をもてなすために行っていたと言われています。

鵜飼いは夏の期間中は1日2回開催されることが分かったので・・・我が家は1回目に参加しました。
1回目は18時頃、夕暮れと同時に行われます。
鵜飼いを準備する鵜匠や鵜の説明なども行われるので、この回はお子様連れのファミリーに人気があります。

岐阜県、岐阜市・長良川の家族で楽しめる鵜飼

我が家は娘が小学5年生の時にこちらの回に参加しました。
鵜匠さんへ「首のひもが可哀そう・・・」「鵜はアユをずっと食べられないの?」など質問するとしっかり答えてくれるので夏休みの自由研究の題材にさせて頂きました。

岐阜県、岐阜市・長良川の夜の鵜飼

2回目の観覧はすっかり夜になり星が見える時間帯に行われます。
なので・・・大人のデート向けかと思います。
鵜匠が鮎漁をする姿を鮎料理を食べながら観覧できるので、大人のカップルにおススメです。

まとめ

択一された伝統技術で魅せられた「岐阜市・長良川の鵜飼い」は、一度は観覧したいと思っていたので見られた時は感動しました。
子供は途中で飽きてしまうかも・・・と心配していましたが、幻想的な光景にあんぐり口を開けて見入っていました。
夏とは言え水面スレスレの場所で1時間程度いるので、乗船前には必ずトイレへ行くと良いかと思います。

※この記事は2017年8月に行った際の体験談です。(40代前半/女性)