モザイクタイルミュージアムは、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生した、タイルについての情報や可能性が感じられるミュージアム。
なぜか、ふしぎな、うつくしさ。
を体感できるミュージアムです。
概要
名称
多治見市モザイクタイルミュージアム
所在地
多治見市笠原町2082番地の5
アクセス
公共交通機関:
名古屋からJR中央本線下り 多治見駅下車。
東鉄バス約17分 モザイクタイルミュージアム下車。
自動車:
中央自動車道 多治見ICから約25分。
東海環状自動車道 土岐南多治見ICから約15分。
こんな人にオススメ
施設全体がインスタ映えスポット。
女性向けグループ、カップルでデートでも。
もちろん、ひとりでも楽しめます。
私たちが訪れた日には、シニア層もたくさん見学に来ていました。
制作体験もできるので、子供たちも楽しめます。
滞在時間
施設自体はコンパクトなのですが、モザイクタイルは見飽きないのでじっくり楽しめる為、見学だけなら2時間くらいで大丈夫だと思います。
お土産もモザイクタイルがお値打ち。
ここでも時間はたっぷり取りたいですね。
費用
観覧料は個人の場合は、300円です。
アピールポイント
モザイクタイルミュージアムの外観がインパクトあり!
すり鉢状の緑の斜面に立ち上がる土の壁。
タイルの原料を掘り出す「粘土山」をモチーフにして作られたそうです。
大正末期から現代までの「まちとタイル」の風景もコンセプト。
思わず「綺麗!」と声に出してしまうのが、この吹き抜けのタイルをつなげて作ったモニュメント。
白い壁に青い空、タイルが美しく存在感を放っています。
皆さん、このモニュメントを背に自撮りしていましたよ。
もちろん、私もここで、1枚パチリ!
モザイクタイルのデザインの奥深さに驚き
モザイクタイルが貼られた家庭の風呂桶などの1万点を超える生活用品などのコレクション。
懐かしくて美しくて、風呂桶1つ、トイレの便器1つにも感動。
特に浴室の壁、銭湯の壁の絵は圧巻で、まるで美術館の絵画を見ているようでした。
1枚1枚のタイルの並べ方も可愛らしく、タイル1枚に心を込めたのがよくわかります。
昭和生まれの私の家にもあったものですが、残っているのは少しの記憶のみ。
ここにある風呂桶などの生活用品は、家を解体する時や工場を閉鎖する時などに、地元有志の方々によって、ていねいに持ち出されて展示されているものです。
身近すぎて、建物の老朽化と共に廃棄され、どんどん失っていった財産なんですね・・・。
毎日の暮らしの中のはかなくも、力強く、温かなさりげない美しさに、ちょっと涙・・・。
感傷的になってしまいましたが、過去だけでなく、モザイクタイルには未来も。
その時の特別展の「グセアルス展 パターン・シード~漂う未来模様~」では、地元の笠原茶碗の陶磁器のかけらを使用した模様が新たな種となって、未来へのタイルの模様へとつながっていくことが表現されていました。
笠原の陶磁器のかけらは、モザイクタイルとともに命をはぐくんで命を紡いでいくのだなと実感しました。
まとめ
モザイクタイルに、温かみのある美しさと、芸術性、生活用品としての機能性、そして未来につながるタイルの可能性を感じられる場所でした。
そういう形式ばった言葉でなくても、心の底からほっこりし、そして感動できる品々が展示されている場所でもありました。
※この記事は2019年1月に行った際の体験談です。(50代後半/男性)