博多は、市街地でありながら神社仏閣が多く点在している場所でもあります。
その中から今回は、博多っ子から「お櫛田さん」の愛称で親しまれている櫛田神社を今回はご紹介したいと思います。
概要
名称
櫛田神社
所在地
〒812-0001 福岡県福岡市博多区上川端1-41
アクセス
地下鉄空港線
祇園駅2番出口から徒歩7分
JR
博多駅博多口から徒歩15分
博多駅より西鉄バスで4分
「キャナルシティ博多前」で下車し徒歩3分
こんな人にオススメ
境内には「夫婦銀杏」という対になっている銀杏の木があります。
こちらは毎年たくさんの実をつけることから、夫婦円満・縁結びの霊樹とされている為、ご夫婦やカップルにオススメのパワースポットとなっています。
キャナルシティの近くにあるので、買い物がてら気軽に立ち寄れる神社です。
滞在時間
境内はそんなに広くありませんが、見どころがたくさんある神社となっています。
ゆっくり見てまわるとなると、参拝も含めて30~45分程度必要になると思います。
費用
無料で楽しめます。
アピールポイント
櫛田神社は、古来より博多の総氏神様として多くの信仰を集めてきた神社です。
ご祭神は三神で正殿に大幡主神、左殿に天照大神、右殿に素盞嗚神が祀られています。
社伝によると天平宝字元年(757年)、伊勢国松坂にあった櫛田神社を勧請したことが始まりとされていて、博多の総氏神様として最古の歴史を有しているのです。
戦国時代に荒廃しましたが、博多復興にあたり現在の社殿は豊臣秀吉により健立寄進がなされました。
また、入り口付近には巨大な銀杏の木が植えられています。
その樹齢は600年以上で幹の太さは直径約2メートル。
地元の方からは親しみを込めて「櫛田の銀杏」と呼ばれており、昭和29年には県の天然記念物に指定されています。
見どころがたくさんの境内
毎年7月1日~15日にかけて開催される700年以上の伝統を持つお祭り、博多祇園山笠。
このお祭りは櫛田神社を中心に行われています。
山笠とは神社の祭事に用いられる祭具で、櫛田神社では高さ16メートルもある豪華絢爛な飾り山笠が常設展示されています。
日本の昔話などをテーマに装飾されており、櫛田神社に奉納される飾り山笠は毎年7月1日に作り替えられるため、博多の夏の風物詩として有名です。
実際に間近で見ると、とても美しく迫力があります。
装飾の細やかなところにまで注目してみてください。
その飾り山笠の後ろに回ってみると、大きな石がたくさん並んでいます。
力比べの道具とされているこの石は「力石」と呼ばれており、力士が力石を奉納する習慣があるんです。
その為、境内には白鵬関や朝青龍関など有名な歴代力士の名前が刻まれた力石が奉納されています。
実際に持ち上げられるか試せる「試石」と刻まれている石があるので、持ち上げられるかどうかの力試しがチャレンジ出来ますよ!
他にも本殿横にある「霊泉鶴(れいせんつる)の井戸」は地下から湧き出る霊泉で、不老長寿の水として信仰を集めています。
飲み水ではないのですが、少し舐めてみると塩分が含まれており、昔、櫛田神社が海に面していた名残りが感じられます。
そして正面、楼門の天井にある「干支恵方盤」ではその年の恵方、つまり縁起の良い方角が示されているのでこちらもお見逃しなく。
まとめ
古くから博多の街を見守ってきた櫛田神社、いかがでしたでしょうか?
広くはない境内でしたが、見どころが盛りだくさんで、思っていたより滞在時間が長くなるほど楽しめました。
街の中心にありアクセスも良く、訪れやすいスポットとなっています。
皆さんも是非一度足を運んでみてください。
※この記事は2020年10月に行った際の体験談です。(20代前半/女性)