【愛媛県】瀬戸内海を望む史跡、今治城の歴史と見どころは

愛媛県今治市の史跡・今治城は、戦国時代に築城の名人と呼ばれた、藤堂高虎が築いたとされる城です。
この今治城が特徴的であるのは、瀬戸内海の海水を堀に引き入れていることです。
そのため、今治城のお堀をのぞくと、タイなどの海水魚が悠々と泳いでいるのを眺めることができます。

概要

名称

今治城

愛媛県、今治城の外観

所在地

愛媛県今治市通町3丁目

アクセス

今治城へは、JR四国の予讃線・今治駅から、せとうちバスの今治営業所行きで、今治城前バス停で下車。
また、今治港から歩いて10分ほど。
車で訪れる場合だと、瀬戸内しまなみ海道・今治北ICか、松山自動車道・今治湯ノ浦ICから15~20分ほどとなっています。

こんな人にオススメ

愛媛県今治市の史跡・今治城は、築城の名人と呼ばれた藤堂高虎が築いたとされる城で、その見事な縄張りや石垣は、歴史ファンなら一見の価値があるのではないでしょうか。
また復元された天守閣からは、今治市の街並みや瀬戸内海まで見渡せるため、家族連れやカップルで訪れても、楽しめること間違いありません。

滞在時間

天守閣や城の周辺を眺めるだけでも、見学には1時間ほどの時間がかかります。

費用

今治城の観覧料
大人 520円
学生 260円
65歳以上の高齢者 420円

アピールポイント

戦国時代に、築城の名人と呼ばれた藤堂高虎が築いたとされる今治城は、復元された天守閣からの今治市街や瀬戸内海の眺めが見事です。
また、瀬戸内海の海水を引き込んでいる城のお堀には海水魚が泳いでおり、のどかな気分になります。

今治城の魅力とは

戦国時代に、築城の名人として数々の城を築いた藤堂高虎は、今治城の築城にさいして、瀬戸内海の海水を堀に引き込むという工夫を凝らしました。
そのため、今治城は日本三大水城とも呼ばれており、港に浮かんでいるような外観を呈しています。
瀬戸内海に面する今治市は、現代でも四国を代表する港町ですが、築城された当時も海上交通の要衝とされており、今治城が海際に築城された背景となりました。

現代では、日本百名城にも選ばれている今治城ですが、瀬戸内海を望んでそびえる見事な天守閣は、本当に実在したのかどうかはっきりしたことはわからないようです。

愛媛県、今治城の天守閣

なぜなら、天守閣の土台となる天守台の遺構が見つかっていないためです。

もともと、お堀と石垣は築城当時のものが残っているものの、建物は焼失してしまい、天守閣自体も藤堂高虎の領地が移った際に、解体して持ち去られてしまったともいわれています。

それでも、復元された天守閣からは、瀬戸内海や今治市の街並みが望め雄大な気分になれます。
また、海を渡ってくる潮風も大変気持ち良く、登ったかいがあったことを実感できます。

城内には今治の歴史を紹介する展示も多数あり、小さな子供連れでも喜ばれるのではないでしょうか。
瀬戸内海から引き込まれたお堀には、石鯛などの海水魚が悠々と泳いでおり、眺めているとのどかな気分にさせられます。

まとめ

今治市を代表する史跡である今治城は、しまなみ海道のインターチェンジからも近く、瀬戸内海の島々をドライブする際に、立ち寄ってみたい観光スポットです。
たしかに、見事な天守閣は本当に実在したのかどうかわからないところもありますが、それでも、天守閣からの瀬戸内海の眺めは雄大な気分にさせられます。
近くには今治港もあり、港町の情緒を感じることもできるのではないでしょうか。

※この記事は2017年8月に行った際の体験談です。(40代前半/男性)